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ソールドアウトのお知らせ

  1. 印材

ソールドアウトのお知らせです。

鈴印の強みは専門店ならではの数多くの在庫と考えています。
それらは歴史と共に蓄積できた財産でもあります。
一方で私自身でもすべてを把握できないほど膨大な量でもあり、大変申し訳ありませんがすべてをWebに掲載しているかと問われると、難しいのが現状です。
そして今回は、Web未掲載のパッケージでした。

ソールドアウトになった商品は、【店頭限定】象牙(極上)75×21天丸法人実印です

今回ソールドアウトになった印は、特大の法人用極上象牙でした。

ご来店されたお客様のご要望は「個人実印より大きいサイズがいい」
現物を拝見しますと、18ミリと非常に大きな個人実印でした。

参考ですが、個人用フルネーム彫刻と法人用回文彫刻を比べると、同じサイズでは目の錯覚で法人印は小さく見えます。

そのため、18ミリの次は19.5ミリですが、それよりも一回り大きい21ミリをオススメさせていただきました。
じゃないと大きく見えないんですね。
そして「本当だ!」と驚きと共に、ご成約となりました。

実は同じ商品は鈴印オンラインショップにも掲載されています。

こちらの商品との違いはケースの仕様になります。

ソールドアウトの商品は、牙蓋付きのKFケースだった

これまでブログでもお知らせしているとおり、朱肉が入る部分の蓋に象牙が使われている通称「牙蓋(げぶた)」は、職人さんがいなくなって新たに作ることができません。
21ミリに対応できる牙蓋となると、他のサイズよりも遙かに希少になります。
そのため基本的に、特大の牙蓋に限っては、店頭のみの取り扱いとさせていただいております。

新しい印材はこれからも制作していただくことは可能ですが、牙蓋はできません。
そして今回の1本が、75×21ミリ天丸の設定できる最後の牙蓋でした。

最後に

店頭でいろいろとお話を伺いますと、もともとはあまり印章にこだわりはなかったそうです。
ところが奥様が印を大切にされている方で、ご結婚の際に大きな実印を贈られ、それから法人印もずっと作り替えようと考えられていたとのこと。
視点が変わると他の取引先の印も目にするようになり、それがある程度会社の規模を反映していると感じ、特大の法人印のご依頼となりました。

今回のブログでもご紹介したとおり、彫刻内容によって印鑑のサイズ感が変わります。
その辺を理解せず作ってしまうと、イメージと違ってくる場合も出てきます。
実印は個人印も法人印も長く使いますので、事前によくご相談の上、作成することをオススメします。

鈴印では店頭に来られない場合でも、オンライン相談なども行っていますので、お気軽にご活用ください。

最後になりますが、この場もお借りして御礼申し上げます。
ご注文誠にありがとうございました。

 

尚、鈴印では今回のご注文と同じような特別な印材を、マスターピースやデッドストックとして取りそろえております。
気になった方は、以下をご覧ください。


マスターピース・デッドストックとは

マスターピース

マスターピースとは、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。

印章素材のほとんどは天然材です。
工業製品と異なり天然材は品質が一定ではないため、それぞれに大きな個体差があります。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級の天然皮革は最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されます。
そして残ったレザーが最後に一般市場に出回ります。
本当に良い天然素材は長年の歴史によって流通経路までも決まっており、それらを後発として入手することは非常に困難です。

私たち鈴印は創業より、特別に良い素材のみを集めて参りました。
結果として、優先的に優れた素材が集まるようになっています。
またそれらは全て、専用セラーによって厳重に保管されています。

マスターピース:傑作・名作

マスターピース
傑作・名作
Wikipediaより

マスターピース個人はこちらから>

マスターピース法人はこちらから>


デッドストックとは

 

デッドストックは、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。

印章店においての素材は、その店のこだわりです。
なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別なアイテムだから。
ところが眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地に眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、デッドストックです。

デッドストックはこちらから>

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜
鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)
1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。
専門店として、はんこ(印章)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長

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