昨日のブログで、鈴印の各商品の最低価格をご紹介しました。
となると次はこちらですね。
鈴印の最高価格商品
鈴印ではそれこそ膨大な量のお取り扱い商品があります。
既製品を仕入れて販売するだけの商品もありますが、そのほとんどはオーダーメイド商品。
つまり材料を仕入れて加工して販売する商品。
そして価格はその材料と加工代で決まるんですが、価格を大きく左右するのが材料代。
材料の多くはこれからもずっと供給できるモノですが、その中には稀に二度と手に入らない貴重品も存在します。
今回ご紹介する鈴印の最高価格商品は、その二度と手に入らない超貴重品です。
それがこちら
象牙90ミリ丈×18ミリ丸/鞘付寸胴材/金丹入/民生作
(税別)1200000円
こちらの商品の一番の価値は、残念ながら現存なさっていない山崎民生さんによる作品であるというコト。
山崎民生さんは日本を代表する象嵌士で、この方の製作された象牙の材料は、もはや美術工芸品と言っても過言ではございません。
そして私の親父はこの民生さんの作品が大好きで、コレクションも兼ねて以前から状態の良い材料があるたびに購入していました。
そのために鈴印にも民生作の象牙の印材は何種類もございます。
そしてその中でもこちらの商品は、長さが貴重。
通常の印材はほとんどが60ミリが規格となっており、長くても75ミリ。
90ミリという長さは既存の象牙から切り出しても大変高価なんですが、しかも民生作。
これは材料を仕入れる多くの問屋さんでも「見たコトがない」と言わしめる逸品。
つまりこの状態で保管されている同じ品は、世界中探しても見つからない可能性の高い超貴重品です。
ちなみに実はこれよりも大きい21ミリで、金丹と呼ばれる金の上下の印が更に高く盛り上がってる民生作の印材もございました。
しかしながら過去にお求めいただき、21ミリというサイズはなくなってしまいました。
そのために現存する中で一番大きくて長いのが今回の象牙になります。
まとめ
とにかく二度と手に入らないという価値は、それだけで何物にも代え難いのかもしれません。
そんな理由から、何度も足を運ばれご覧いただくこの商品の熱心なファンの方もいらっしゃいます。
以前お求め頂いた方はこうおっしゃってました。
「印章の価格としては破格なのかもしれませんが、これからの大きな契約の度に押すことを考えれば決して高い買い物ではありませんでした。むしろその時の痺れるような充実感が上まりますよね。だって会社の浮沈を決める捺印なんですから」
今後いつまであるか分からない商品ですから、あるうちにご紹介させていただきました。
ちなみにこちらの商品は今後もショッピングサイトに掲載する予定はございません。
これは手に入れた親父からそう言われていますので。
とにかく価値ある逸品ですので、ご来店いただくかもしくはお問い合わせください。
大変申し訳ございませんが、こちらの商品に限っては確かな方にのみお使いいただきたいと考えております。
勝手な都合をお許しください。