ハンコにまつわる物語は千差万別。
私たち作り手とは違った、実際に使われる方々の話は非常に興味深いものです。
そんなお話を伺えましたので、ご紹介したいと思います。
ハンコを綺麗に押せた!今日はいいことあるかな?
先日とある飲食店さんで、カウンター越しに店員さんが話してくれた一言でした。
お店を経営していると、ゴム印だったり角印だったり認印だったりと、色々な種類の印を押します。
一番多いのは領収書なんかでしょうか?
一口にハンコを押すと言っても、それぞれに微妙に特性が違いますからね、全てを完璧に押すのは結構難しい。
それが分かっているから、1つ1つに集中してきっちり押そうとします。
なんですけど、朱肉やスタンプ台の付きが悪かったり、一部がかすれちゃったり、また曲がっちゃったり・・・
だからこそ余計に、全てが完璧に押せた時は「俺、今日乗ってる?」って感覚になるのかもしれません。
やはりハンコって、誰しもが縁起を担ぐツールなのかもしれませんね。
綺麗に押すコツ
実際に私も全ての印を完璧に押せるか?っていうと、多少の準備とテクニックは必要になります。
具体的にチェック項目を挙げるなら、ハンコ自体が汚れていないか?朱肉はカスレがちじゃないか?押すスペースは合っているか?などですね。
まあ細かく言うと、角印や認印などの朱肉をつけて押す印と、ゴム印のようにスタンプインクをつけて押す印は、微妙に異なりますからね。
文章で書くより動画見ちゃった方が分かりやすいと思うので、詳しく書いてる過去のブログ貼っておきますね。
最後に
最近は印刷で済ませている場合も多いと思います。
もちろん鈴印でもケースバイケースで使い分けていますので、効率化を考える意味では必要です。
でもそれなのに敢えてハンコを押すって、1番のメリットは手作業の良さだと思います。
手作業って全てに温かみがありますからね。
それが相手にも確実に伝わります。
特に領収書は相手の手に渡って後で確認される、それはまるでお店の営業マンとも言えるツールですからね。
それが気持ちいいほど真っ直ぐ綺麗に押されていたら、もらった相手も気持ちいいはず。
こんなお店ならまた行こうかな?
なんてね。
そう考えますと、ハンコを綺麗に押せた時にいいことがあるのは、今日ではなくて、次回なのかもしれません。