ある日、あるお客様がご来店。
そしてあるご相談を受けました。
その方、ある知的障害者の施設の方だったんですが、そこで「障害者たちの手で、手作りで封筒を作成したい。」
ご要望はそれだけでした。
要するに、見開きの無地の封筒を、何らかの方法で名入れの封筒にしたい。つまり、障害者の方々で企業からのご依頼の封筒を作りたい。
それには一番肝心なのが、表紙の自社の名前ですよね。
それを障害者の方でもキッチリ捺せる方法はないかとのご相談でした。
だから迷わずシヤチハタをオススメしたんです。
そこさえ決まればあとはトントン拍子で進みました。
ワタクシの知り合いの型を作る工場をご紹介致しまして、完成☆
そんな色々な方々の想いがつまった封筒なので、
せっかくですから、鈴印もお願いしました。
ちなみに今までの封筒がこちら
きちっと印刷されてますが、それだけで特別印象にも残りにくいかも・・・
そしてこちらが、その手作り封筒
ハンコで捺してるから、微妙なカスレ具合が独特の味わいをもたらしてますよね?
嬉しい事にその作業工程を写真に撮って頂けました。
まず表面の型にシヤチハタを落とし込んで捺印。
次に型に合わせて折り曲げ。
最後に両面テープで張り合わせて完成☆
一見すると何て事はない作業かもしれませんが、1つ1つに想いを込めて作成されてる事を考えると、使う時に自然と感謝の気持ちが込もります。
ハンコでも地域や人様に貢献できる。
そんな事を感じさせて頂けた出来事でした。
仕事をしている醍醐味ってこういうコトなのかもしれませんね。
ありがとうございました。