お客様からの嬉しいお言葉は何よりも励みになります!
鈴印 鈴木延之です。
タイトルにも書きましたが、こういうご質問もよく受けます。
「実印って登録できれば何でもいいんですよね?」
その際にはこのようにお答えしております。
「もちろんその通りでございます。 そして何でもいいからこそ、契約の時に相手様から見られ方が変わります。」
要するに、ハンコに対する考え方で相手様からご自身の考え方を察せられてしまうのです。
分かりやすいように、今回は物語形式でお伝えしたいと思います。
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20代でITの世界で大成功を治めた彼は、そこでの資金を元に会社の設立を考えました。
その時に尊敬する先輩起業家の方からこんな事を言われました。
「会社が存続する限り使い続ける物には金を惜しむな!」
それはつまり印鑑の事だったそうです。
それを聞いた彼は、それまで
「はんこって別になんでもいいと思ってたんだけど・・・」
と思いつつも尊敬するあの人の言う事だからと、立派な実印と銀行印を作りました。
それからしばらくし会社も軌道に乗り始めます。
企業も影響力のある会社は放っておきません。
元々その世界で成功を治めていた彼ですから、あちこちから契約を結びたいとのお話が舞い込みます。
そしてその中には超有名企業の名も・・・
期待に胸踊らせながら、いよいよ契約の席に着きます。
そしていざ契約の時・・・
彼はその実印を誇らしげに押すそうです。
そしてその際必ず驚かれ、そして褒められるそうです。
お世辞にもビジネスマンには見えない今時の風体の彼ですから、きっと最初相手の方も「実績はあるけどまだまだ若いヤツ」と思ったのでしょう。
その彼が手にする実印は、はんこに対する想いがない方では到底手にする事のできない程立派な実印。
きっと相手様は最初、若いヤツだからきっと簡単な三文判みたいな実印を押すと思われたのかもしれません。
だからこそ、そのギャップに驚いたんでしょうね!
「なんでこんなに立派な実印を使ってるんですか?素晴らしい!」
彼は一言
「尊敬すべき先輩から実印だけはいいのを使えと言われたからです」
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日本の企業間の契約に実印は付きものです。
大きな会社程、その回数は多いです。
だから必然と、その扱う実印にその相手企業の本質を見るのでしょう。
日本では捺印は文化です。
文化意識の高い人は、それだけで知識と教養が高いと判断されます。
そこには年齢という壁すらも超越する圧倒的な力があります。
最後に彼はこう付け加えます。
「その契約の際にね、持参した練り朱肉で押したらもうそれだけで大企業に勝った気がしますよ!」
はんこって別になんでもいいんですよね?
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