昨日は、川越氷川神社で開催されていた、埼玉県印章業組合様による「印章祈願祭」に参加してきました。
ちなみに鈴印でお預かりした使わなくなった印章は、毎年京都の下鴨神社で開催される印章祈願祭にお送りしていますが、埼玉県印章業組合様では独自に開催されているんですね。
ありがたいことに昨年に続き今年もお声がけいただきまして、神事には結構興味がある方でして、子供たちを連れて訪問。
言って良かった。
そして子供たちからも「今日は1日楽しかったわ」の言葉をもらう、良い1日となりました。
埼玉県印章業組合様開催の「印章祈願祭」に参加してきました
まず神社内の一番目立つ場所で開催されていることに度肝を抜かれつつ、私も興味ある内容驚きました。
こちらは15㎝もある角印です。
これだけ大きいと、普通に捺しても綺麗に写らないんですよね。
だから右にあるゴロゴロの上で捺印するんです。
もちろん朱肉は練り朱肉を使って。
我が家も三男が挑戦。
まずはローラーで朱肉をつけていただき
一心不乱にゴ〜ロゴロ。
これがよく見ると凄いのが、全部「寿」という文字なんです。
当ブログでもよく「篆書はいろいろな字形あり、実印を作る際はその中から最適な文字を選んで組み合わせている」とお伝えしていますが、こういうことになります。
でもまあ、こんなにたくさんあることは知りませんでしたけど♡
そんな感じで体験をしているうちに、祈願祭のスタートです。
その中でも宮司さんの言葉が印象的でした。
「日本ではものに魂が宿ると考えられています。印というものに想いを込めて、ご自身の意思を示す。まさに日本が誇る素晴らしい文化です。」
録音していたわけじゃないのでうろ覚えですが、概ねそんなお話をされていました。
次に埼玉県印章業組合連合会会長の、鈴印ブログでは「またあんたか」でお馴染みの中原会長のご挨拶。
普段は多動性な性格から年齢不詳な方ですが、ちゃんとすると年相応♡
「印章は、職人が魂を込めて彫っていきます。それを持ち主の意思を示す道具としてお使いいただき、お役目を終えた後は、こうして奉っていただいています。」
こちらもうろ覚えで恐縮ですが、私たちの生業を改めて考え直すお二人のお話でした。
神社内でも多くの参拝者の方々が静かに耳を傾けていたのが印象的でした。
率直に「俺っていい仕事してんな〜」なんて思ったりする機会でもありました。
お誘いありがとうございました。
とまあここで終わらせればよい出来事で終わるのですが、密かに今回は別の目的がございました。
埼玉県印章業組合様開催の「印章祈願祭」に参加してきた、真の理由♡
そもそも日曜日にワタクシが動きためには、口実が必要です。
なぜなら子供たちが一緒だから。
行く理由が見つからなければ「いかない」と一蹴されてしまいます。
そこで恐る恐る印章業界のキャラクター「印太郎」の話題から入りました。
ハンコの形したキャラクター
あの中におじさんが入ってたヤツね
印太郎は去年、外で着替えていたため、その場面を次男は目撃して大喜びをしていたんですね。
これで連れ出し成功です。
ところが思わぬ無理難題を押しつけてきました。
するとそれを聞きつけた三男も要望を出してきました。
こんな裏の目的がありましたから、ワタクシの興味関心はすべて印太郎の挙動です。
どこからともなく登場し、どこからともなく消えていきます。
そしてとあるタイミングで、建物の中に入っていく印太郎を発見。
急いで子供たちに声をかけ、一緒にこっそり後を追いかけました。
ここでも交渉は大切です。
いきなり「印太郎を子供たちにかぶらせてもらえませんか?」なんて聞いてはリスクが伴います。
日頃鍛えた交渉術で言葉巧みに近づきます。
なかに扇風機とか付いてるんですか?
交代なしでお一人でずっとやってるんですか?
もし希望者がいたら交代することも可能なんですか?
でも去年からずっと一人でやってるから大丈夫です。
交渉成立♡
印太郎を着込み・・・手が小さい♡
しばらく建物内をウロウロし、しばし印太郎を堪能。
5分ほど遊んでいたでしょうか?
ご満悦の後「もう出たい」
次に三男に入れ替わり、二人ともニコニコの体験をさせていただきました。
最後に
うちに帰って開口一番ママに報告。
そして次男にも今日の感想を聞いてみました。