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民生などの使っていない印材も、買取はしておりません。鈴印が大切にしている「出処」の話

IVORY

民生(みんせい)という象牙の印材をご存じでしょうか。

こちらのブログでもたびたびご紹介している、象嵌師・山崎民生さんが手がけた、銘と花押の入った印材です。
印章の世界では、その名前を聞くだけで少し背筋が伸びる、そんな存在です。

その民生を「引き取ってもらえないか」というお話を、これまで何度かいただいています。
そして、そのたびにお断りしてきました。

正直に言えば、もったいない

鞘をかぶせて立てた民生の象牙印材

彫り手としては、民生と聞けば心が動きます。

残念ながら新しく手に入る機会はもうほとんどありませんし、彫るたびに特別な緊張感をくれる材料です。
その感覚は、以前「民生を彫るとき、手には何が起きているのか」に書きました。

しかも大きく太めな印材であれば、それでなくても出会う機会など、そうそうありませんから。
そのため毎回、実はためらっています。

決めているのは「どこから来たか」

ケースに収めた民生の象牙印材

理由はひとつ、出処です。

象牙の印材は、メーカーから問屋、問屋から印章店へという決まったルートを通って届きます。
鈴印の民生は、すべてこのルートの中から来たものです。
しかしながらこのルート外から来たものは、どれだけ立派に見えても、私には出処を確かめようがありません。

確かめられないものは、いつどのような経緯があったのか、調べることも想像することもできません。
つまり、素材に責任が持てない。
これが一番の理由です。

くわしくは、象牙オンラインショップに書きました

マスターピースとデッドストックの違いや、お手元に民生がある方へのご提案も含めて、象牙オンラインショップの読みものにまとめました。

鈴印の民生は、どこから来たのか

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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