ビジネスマンとしてなくてはならない物に名刺があります。
名刺は領収書などと同じく相手の手元に残ってじっくり見られるツールですから、印象に残るようまた個性を出せるようそれぞれにこだわりを持たれていることと思います。
そして私はそれと同じくらい大切だと思っているのが名刺入れ。いやむしろ名刺そのものよりも重要かもしれない。
だってその人の物に対する考え方が、これほどはっきり出るのってないと思うんですよね。
名刺入れにはTPOが見え隠れする
よく「TPOをわきまえて」なんて言われますけど、要するに「空気読め」ってヤツですね。
要するに名刺交換をするシチュエーションを考えて名刺入れを用意できるか?ってことかと。
まあね、プライベートなら好きなのを使ってもいいと思うワケですよ。
だけど名刺入れだけはそうはいかない。
だってビジネスの相手がいての交換の場ですからね。
もちろん見てない人は見てないですけど、見ている人はしっかりチェックしています「お前友達か?」ってね。
だからそのチョイスが非常に難しい。
そんなワケでまたしてもご相談に乗っていただいたのは、鈴印のBLマットでもお世話になっているthree2four松山氏。
今回私からの要望は・・・「名刺を沢山入れたい」だけ
また丸投げ♡
実際これまでね、まとめて何十人と名刺交換する機会が多いんで、いつも途中まで名刺入れで最後は箱から直接出す。
いつも収容しきれなくなっちゃうんですよ。
なのに名刺入れって10枚くらいしか入らないのばっかじゃないっすか?
だから収容枚数も多く、かつカッチョいいのが欲しい!
そんな無理難題に対して今回も丁寧にご提案いただきました。
「鈴木さんの場合、結構ご年配の方とも交換されますよね?であれば、あまり華美なモノよりも落ち着いてるけど良いモノの方が合っているかと。であればリザードか黒残かな?」
そんなやり取りをしつつ最終的にご提案いただきました。
カードケース:リザード(ブラック)×ブライドル(ブラウン)
取り出してパッと見は落ち着いた黒い名刺入れなんですけど、開くとただならぬ雰囲気を醸し出すブラウンのブライドルレザー。
しかも一部にはそれに合わせてブラウンのリザード。
そして松山さんからのご提案は「ご自身のは刻印のある方で、いただいたお名刺は格調高いリザードが見える方が良いのでは?」
そんなシチュエーションを想定しきったご提案にこれまた感激。
さらに細かく見ていくと使われる糸は外も中もブラウン。
内側の名刺収納部分は自分用も相手様用も共にマチが付いててそれぞれ20枚と大量に入って大助かり。
写真は分厚く見えますけど実はクッション性が高く、薄くて胸ポケに入れても全くかさばらない。
この辺のUIの設計が松山さんの真骨頂かと。
本当毎回恐れ入ります。
最後に
最近は自分の好きなようにカスタムできるのを売りにする商品も増えましたが、やっぱ一番嬉しいのは使い手に合わせて最適なご提案をいただけることなんじゃないかと、松山さんの作品を手にするたびに思います。
まあそれには膨大なインプットとその中から一番をチョイスしてアウトプットできるセンスが必要になりますから、誰でもできる代物じゃないのかもしれません。
使う人の分からないところまで想像してデザインしてカタチにする。
最終的に気持ちの通う瞬間の喜びは、人と人でしかできませんからね。
人工知能がどれだけ発達しても、ここだけは及ばないかと。
これで私も人間らしいミスが1つ減りました。
最近いつも出かける時、名刺入れ持っていくの忘れちゃうんですよね、、、汗
お気に入りの名刺入れで早く交換したいですから、忘れるミスも防げる。
これもまたAIには決してできない人間の得意技♡