自分に子供ができるまでは、全くもってなんの興味もなかった「はじめてのおつかい」。
ところが自分家が適齢になってくると俄然興味が湧いてくる、この身勝手さ。
我が家には小学生になる長男がいますから、すでにこの手のことは経験済み。
もうあの時以上の感動や驚きはないだろうな?などと高を括っていましたら、やってくれました・・・彼は♡
ちなみにトップ画像の一番右が次男です。
はじめてのおつかいは突然に
その時はまさに予想だにしない偶然の産物でした。
ワタクシの仕事が終わり帰宅。
我が家は基本、帰りが遅めのワタクシより子供たちは先に食事を済ませます。
ところがこの日は諸事情により一緒。
子供って一定の年齢になると全く食べない時期って出てきますよね?
我が家は下2人がちょうど今、それにあたります。
そのために一向に食べ始めようとしない。
それに業を煮やした奥様は次男に言います。
すると4歳の彼はおもむろに立ち上がり、こう呟きます・・・
そんなこと言ってるとご飯片付けちゃうよ。
大好きなとうもろこしご飯だよ
※彼は基本的に、その時にないものを指定します
そしてここから物語は急展開。
まだ一人ではお買い物にいけない次男ですので、あえて無理難題をぶつける奥様。
「無理〜一緒に買いに行こう」そんな言葉を予想し、ワタクシも一緒に行く準備に気持ちが傾きだしたところ・・・
お金を握りしめ、振り返ることなく家を出る次男。
三男が食事中で身動きが取れない奥様に代わり、ワタクシが軽い気持ちでサンダル履いて追跡開始。
急いで追いかけ玄関を出ると、ちょっと先で・・・こっち見てる。
慌てて隠れるワタクシ。
親が言うのもなんですけど次男は比較的足が遅いんです。園での徒競走でも大概ビリ。
だからサンダルで十分だと。
ところが・・・誰もいないことを確認すると、なぜか一目散に猛ダッシュ。
これが恐ろしく早い!
ヤバい!追いつけない、、、汗
またアイツ足が遅いって嘘ついてたのか♡
ワタクシも本気モードです。
そしてそれをあざ笑うかの如く、突然止まり振り返る。
その都度必死に建物に隠れるワタクシ。
無事コンビニに入るのを見届け、店外から遠巻きに見守り、レジに並んでいるのを確認し、帰りと逆方向の物陰に隠れるワタクシ。
「良かった、ちゃんと選べたか」
ワタクシの今回の目標は、一切力を貸さないことでした。
なぜなら自分でやりきった達成感を味わってもらいたかったから。
多少迷惑ごおかけしちゃうかもしれないけど、人が生きてく上では多かれ少なかれ人に迷惑をかけます。
でもそれらをひっくるめて自分でやりきることに価値がある。
思ったより時間がかかったお会計を物陰に隠れて待つ間、そんなことを考えていました。
あれ?なにやってんだ?
なんてことを思いつつ、無事レジ袋を片手に下げ店から出てくる次男。
「良かった」安心しながら後を追い、角を曲がった瞬間に・・・またダッシュで遥か彼方。
慌ててまた猛ダッシュのワタクシ。
袋からレシートが飛び出て止まって拾う次男。
慌てて物陰に隠れるワタクシ。
わざとやってんじゃねーだろーな♡
無事玄関の鍵を開け、彼はついにはじめてのおつかいをやり遂げました。
おめでとう!
物語の続きは想像以上の連続でした
家族みんなからハイタッチをされている光景を思い浮かべ、こっそり家に入りました。
するとそこでは全く予想だにしない会話が繰り広げられていました。
話を聞くと、200円しか渡してなかったのに300円分のお買い物をしてきたそうです。
レシートを見ると確かにそうなっています。
しかもお釣りもない。
ワタクシの経験ではコンビニって1円の不足でも、対応が難しいと記憶しています。
でも相手が子供だから店員さんが代わりに出してくれたのかな?
何はともあれまずは謝りに行かないといけない。
レシートを片手に再びコンビニへ。
店員さんに状況を拝聴し、ようやく全貌がつかめました。
「ちょうどお隣でお会計されていたお客様が、代わりに支払ってくれたんです。お釣りはそのかたにお渡ししました。」
一応その方のことを伺うも、当然分かりません。
そのためもしこのブログを読んでいらっしゃいましたら、ご連絡いただけましたら幸いでございます。
ありがとうございました。
そしてご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
最後に
どうしようかな?
そんなことを思いつつ帰りの道中、改めてレシートを見ると、またしても驚かされました。
納豆ないし♡
さて、なんて言おうかな?
納豆は?なぜに蒲焼さん太郎?
いやそれよりお支払いの問題は?
でもそれは監視していたのに、肝心の支払いの時に見ていなかったワタクシの責任か?
どう考えても親の責任だな。
そんなことを思いつつ家に帰ると、家族もほぼほぼ全貌を聞かされていたようです。
自分用に200円で蒲焼さん太郎を買っていたようです。
そしてアンパンマンチョコレートは、三男が大好きだからと買ってあげたそうです。
ツッコミどころ満載のはじめてのおつかいでしたが、なにやらほんわかした気持ちが残る出来事となりました。
お風呂に入り、就寝前。いつもの歯磨き用の飴がないことに気がつく次男。
味しめちゃった♡