スタンプ台は数え切れないほど膨大な種類があります。
またそれらの相性は押したい場所、紙だったりプラスチックだったりによっても異なります。
そのため私たちの所にも日々、どんなスタンプ台を使ったらいいのか?のご相談も寄せられます。
そして今回もまた1つ、ご要望にかなうスタンプ台が見つかりました。
CDジャケットに味のあるスタンプを押すならツキネコがオススメです
中部地方のHIPHOP DJ榊原忠さんがブログをご覧になり、電話でお問い合わせをいただきました。
「CDジャケットに英語で作ったゴム印を押したい」とのこと。
非常にこだわりを持たれていて、あえて手作りと分かるヴィンテージな雰囲気を出したいんだそうです。
まずはイメージを伺うと、とあるサイトの画像でした。
詳しく見ていくと、写真にエンボスいわゆる凹凸があって文字が飛び出ているので、きっとハンコではありません。
ただし全く一緒ではなく、この大雑把な雰囲気が表現できればいいとのことでした。
そして条件は以下。
- すでに印刷されたCDジャケットに押したい
- 金色
- わざわざ手で押した雰囲気
- 綺麗にくっきりではなくカスれた感じ
- 凹凸はそれほどなくてもいい
これらの条件を満たすのは、なかなかググってもわかりません。
CDジャケットの多くはコート紙かと思われますが、そもそもコート紙とスタンプってあまり相性がよくないんですね。
なぜなら表面がツルツルしていて、押す時に滑ったり、インクが乾きにくかったりするからです。
しかも金色となると、メーカーも限られます。
そしてやはりこの手の特殊用途になると、ツキネコが強い。
コート紙のスタンプといえば、まずはコレ。
ところが試しに押してみると紙との相性が良すぎて、くっきりと写りカスレ感が出ない。
そのため「もしや?」とあえてやや相性の良くないこっちを試してみました。
ちなみに実際のCDジャケットで押し比べてみた画像が以下になります。
この先はクライアント様とご相談。
ちなみに上記のはっきりと写っているのが、ステイズオン。
下のややカスレ感がある方が、デリカータ。
今回はやはり当初のイメージ通り、デリカータをお選びいただきました。
ちなみにそれぞれの特徴を比較するとこんな感じ
【ステイズオン 】
- ピタッと張り付くように綺麗に捺印できる
- 10分もあればインクが乾く
【デリカータ】
- 押す際に結構滑る
- 乾燥にはかなりの時間(一晩)がかかる
つまりくっきり押したければ、コート紙に最適なステイズオン。
カスレ感を出したければ、あえてやや押しにくいデリカータ。
今回はそんな結論になりました。
最後に
ツキネコさんは、かなりの種類のスタンプ台が販売されているメーカーです。
しかも廃盤になる商品も結構多い印象があります。
そのため最適なスタンプ台って、その時によっても違ってくるんですね。
また他にも条件によって違うメーカーの商品が最適な場合もあります。
「こういう場合、一体どんなスタンプ台を使ったらいいんだろう?」
そんな先はぜひお問い合わせください。
押す場所など具体的な条件が分かるほど、近いご提案ができるかと思います。
ただし様々な条件があるため、100%じゃないこともあらかじめご了承ください。
可能なら一番簡単で早いのは、店頭でご相談になりますね。
そしてもちろん、ゴム印自体のご相談はもっと得意なので、お気軽に♡
やはり一手間かけた物は、温もりが伝わりますからね。