昨日のギネス世界一の御朱印彫刻の続きです。
改めて流れをご紹介しますと、今回の巨大御朱印製作の、はんこ職人担当の工程は
- 字入れ
- 荒彫り
- 仕上げ
- 捺印
の4工程になり、ワタクシが前回参加したのは全員が集まる初日の2.荒彫りでした。
上のブログにも書いたように1日では終わらず、荒彫り工程も数日に渡ったそうです。
そして3.仕上げの工程も無事行われ、再度今回参加したのが4.の捺印工程でした。
いざ、決戦の地へ
とにかく今回時間が限られてますから、朝早くの集合です。
ワタクシも宇都宮より車をゆっくり飛ばし♡
どっちだ♡
いざ決戦の地へ。
そうです!
ワタクシの想いはただ1つ!
今回のイベントはある意味東松山市の町興しです。
その町興しにワタクシのようなモノがご協力できるのなら・・・
そんな密かに熱い想いで馳せ参じました。
そして無事高速を降り東松山市のを走行中まさかの・・・
鬼♡
ギネス世界一の御朱印製作は特殊な重機が登場します
話が逸れましたので戻します。
赤キップを言い渡され、あまりのショックにそのまま帰りたくなる想いをグッとこらえ・・・
実際帰りかけたけど♡
一路、皆が集まる作業場へ。
改めて彫り上がった御朱印を見ますと、それはそれは美しい仕上がり。
美しい!
しかしここからが最大の難関です。
ワタクシこちらのブログでも常々書いておりますが、どれだけ綺麗に彫れても、綺麗に押せるワケじゃない。
たかだか2センチの角印でもはんこの表面が凸凹していたら、写りませんから。
御朱印の表面が捺印に最適な状態になっていなければ写らない。
つまり「綺麗に彫れている=綺麗に押せる」じゃないんです。
だからその場その場の問題解決のために、今回総勢36名もの全国のはんこ職人さんが集まったワケなのです。
ワタクシは行ってとっ捕まっただけ♡
朱肉編
まずは捺印の三種の神器、印章・紙・朱肉の特に重要とされる朱肉です。
こちらも朱肉専門のプロのご協力を仰ぎ、完成した朱肉でした。
普通にはんこを朱肉に付けられないんで、自分たちで印面に直接朱肉を付けます。
またこのさじ加減がとっても難しい。
薄いとかすれちゃうし、盛りすぎると凸凹になっちゃう。
なのでここも日頃捺印を繰り返すはんこ職人の出番。
ま、百聞は一見に如かずですから、動画見ていただきましょう。
まさかのコロコロ♡
コミック♡
回転編
今回は御朱印が大きすぎて重くて、とても人の手じゃ押せない。
だから重機に頼らざるを得ない。
そのためワタクシ今まで見たこともないような重機が登場しました。
回転重機
名前不明♡
これは何に使うのかって言いますと、まず朱肉を塗るために写真のように、印面を上に向けなければいけません。
下に潜って逆さまで押してて、間違えて重機から外れちゃったら死にます♡
でも押す時はひっくり返しますよね?
そのひっくり返す重機。
これは実際の動画を見ていただきましょう!
わお♡
いつもより多めに回っております♡
吊るし重機
しかしまたしてもここで問題が!
そのまま置いて押せればいいんですけど、押すための和紙が大きすぎて重機が紙踏んじゃう。
なので次にまた見たことない重機が初登場。
それがこちら
吊るし重機
多分クレーン♡
これも見ていただいちゃった方が早いんで、動画見てください。
なぜだろう?ドキドキする♡
心臓の弱い人は見ないでください♡
綺麗に押せたでしょうか?
さてさて、多くの様々な方々のご協力を得て、いよいよここまでたどり着くことができました。
だからこそこの瞬間は緊張感が漂います。
さて、ちゃんと写っているのか!?
・・・・・・・・・・
結果から申し上げますと、それはまるで1◎◎円の朱肉で押したかのよう・・・
ちょうどこんな感じ
み、見えない(汗)
一同絶句。
ワタクシ赤キップに続き、本日二度目の絶句♡
そこから急遽、はんこ職人全員で緊急ミーティング。
「原因は朱肉か?」
「それとも重さか?」
「ワタクシの場合は、スピードです♡」
「やっぱ紙か?」
「ナビです♡」
邪魔すんな♡
そんなこんなで喧々諤々議論を交わし、ようやく方向性が決まり、いよいよ最終捺印。
つまり本番です。
ここで押した印影は、これから100年残ります。
そんなかなりの緊張感に包まれながら、最終捺印。
さて結果はどうか?
恐る恐る引き上げますと、ちゃんと写ってるじゃありませんか!
まとめ
いやはや緊張に包まれた1日でした。
まさか1日でこんなにドキッとすることが続くとは♡
何はともあれ、無事捺印が成功したコトで全てが報われたかのように思えました。
この日は何がすごかったかって、全員が当事者意識だったコトでした。
よくありがちなのが、人数が増えると傍観者になっちゃう人が出てくるコトです。
それが一人も見当たらず、全員が何としても成功させる!という意気込みでいたコトが、結果成功に導かれたのでしょう!
ワタクシも職人さんの底力をまじまじと見せつけられた1日となりました。
これもまた言い出しっぺの中原さんの「選択肢は1つ。押す。」
この一言に全員の意識が向かった結果だったように思います。
そしてここから日をまたぎ、記念式典当日を迎えます。
お次はそんな式典当日の裏話とか、その前にはんこ職人さん以外の方々にも焦点を当ててご紹介したいと思います。
せっかくですから引っ張りますよ〜!
そうそう、そういえば一人だけ傍観者がいました♡
撮られちゃった♡