【鈴印デッドストック】は、長い歴史を持つ店舗様のもとで大切に保管されていた、希少かつ状態の良好な印章素材を厳選し、特別価格でご提供する新たな取り組みです。
信頼関係に基づき譲り受けた高品質な素材のみを採用し、鈴印が自信を持ってお届けいたします。
今回ご紹介するのは、選び抜かれた象牙印材に加え、非常に珍しい「横背ワニケース」がセットとなった特別な一本。
それでは、その魅力を順にご紹介いたします。
【デッドストック】特上象牙16.5㎜天丸実印+横背ワニケースが入荷しました

印材には、選び抜かれた特上ランクの象牙を使用。
その質感と堅牢さは、印章素材としての最高峰を誇ります。
加えて今回のセットには、非常に稀少な「横背ワニケース」が付属。
保護機能にとどまらず、所有する喜びまでも感じさせる、まさに特別な逸品です。
象牙は「特上」ランク、鞘は「上上」ランク

ここまでアップに耐えうる象牙は、極めて高品質な証。
鈴印では象牙を「極上・特上・上上・上・中」の5段階で格付けしています。
また鞘については、一般的には印材よりも格下のランクが用いられますが、今回の鞘は「上上」ランク。
印材とのバランスを見ても、非常に優れたセットとなっています。
ケースは非常に珍しい「横背ワニ」

今回のもうひとつの見どころは、鈴印でも非常に珍しい「横背ワニ」のケースです。
私の父の時代は堅実で落ち着いたデザインを好んだため、華やかさのある横背ワニはあまり扱っていませんでした。
そのため、鈴印では長年取り扱いの少なかったアイテムですが、改めてその魅力を見直し、今回限定でご紹介させていただく運びとなりました。
ツートーンの理由はグレージング加工

横背ワニケースには、ツートーンカラーの特徴がありますが、これは革表面の「グレージング加工」によるものです。
革の艶出しに用いられるグレージングでは、革表面にワックスなどを塗り、ローラーで磨くことで艶を出します。
しかし背ワニのように中央に凹凸が多い場合、磨けない部分が残るため、色味に差が出てツートーンとなるのです。
横背ワニは贅沢な部位取り

横背ワニは、通常縦にカットする革を、あえて横向きに贅沢に使用したケース。
手間もコストもかかるため、ケース単体でも2万円以上の価格で流通しています。
今回のお値引き理由について
本来であれば高額でご案内すべき逸品ですが、以下の5点を理由に、特別価格でご提供いたします。
1. 牙鋲に小さなダメージがある

- 中央に小さな黒い点状の傷が見られます(消去不可)
- 牙鋲左上にわずかな欠けがあります(機能には問題なし)
2. 持ち手に色焼けあり

長期保管による色焼けがございます。
ご使用には支障ありませんが、減点要素として価格に反映しております。
3. 一般的な法人印よりやや小ぶり

サイズは16.5㎜。法人印として一般的な18㎜より少し小さめです。
ただし、鈴印では銀行印も16.5㎜を採用しており、視認性や威厳を損なうものではありません。
4. 仕入れ状態のまま未加工

通常は研磨や部品交換などのメンテナンスを行いますが、本品は保管状態が非常に良いため、あえて未加工でのご提供としています。
5. 共鞘ではない

鈴印では基本的に、印材と同じ牙から取った鞘(共鞘)を用いています。
今回は「上上」ランクの別鞘を組み合わせておりますので、こちらもお値引きの理由とさせていただきます。
最後に

鈴印デッドストックは、すべてが一点限りのご案内です。
今回の商品も、まさに一期一会。
印材の迫力、ケースの存在感、ともに法人印としてこれ以上ない風格を備えています。
ぜひこの機会に、特別な一本をご検討ください。
マスターピース・デッドストックとは
マスターピース

マスターピースとは、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。
印章素材のほとんどは天然材です。
工業製品と異なり天然材は品質が一定ではないため、それぞれに大きな個体差があります。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級の天然皮革は最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されます。
そして残ったレザーが最後に一般市場に出回ります。
本当に良い天然素材は長年の歴史によって流通経路までも決まっており、それらを後発として入手することは非常に困難です。
私たち鈴印は創業より、特別に良い素材のみを集めて参りました。
結果として、優先的に優れた素材が集まるようになっています。
またそれらは全て、専用セラーによって厳重に保管されています。
デッドストック

デッドストックは、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。
印章店においての素材は、その店のこだわりです。
なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別なアイテムだから。
ところが眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地に眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、デッドストックです。