いやー、ついにあの車に乗ることができました。
長い道のりでした。
なぜかって?
だってロードスターをレンタしたのに、行ってみると全く違う車種が目の前に登場したから。
もう1年以上前の話なんですね。
とはいえ夢は諦めきれず、かといってロードスターをレンタしてるのは県外のみ。
車をレンタして県外に行って、レンタして・・・はさすがにキツい♡
なので所有している知人に前々からお願いしていました。
「慣らし終わるまで待って」
とのことで、ようやく終わったとご連絡をいただくことができました。
電動と手動♡
なんでオープンカーを借りるときはいつも雨なんですかね?
さて、今回は一体どうだったのか?
屋根は電動、傘は手動♡
ロードスター試乗記
今回お借りできたのはロードスターの上位グレード、RF・VSホワイトセレクション(多分)
そのためシートがホワイトレザーだけでなく、ビルシュタインのダンパーと、ブレンボのキャリパー装着、しかもMTですから走り欲が満たされまくり。
楽しみだった1つが「人馬一体」と表現される、ロードスター独特の乗り心地。
果たしてどんなもんだったのか?
まず最初の乗り出した感想は「あれ?おとなしい?」って感じ。
クラッチも軽く感触も的確で、シフトもコクコクと超絶気持ちよく入り期待値が高まるも、スープラのような怒涛感がなく、やや拍子抜け。
ところが、街中でもコーナーを曲がる際に後輪が粘って後からついてくるような独特の感覚があるんです。
やっぱ山じゃね?
そんなワケで当然山へ。
そこでわかってきたのが、人馬一体の意味。
ずっと意のままに操れると思ってたんですけど真逆で、意のままに操れないんですね。
最近のハイパフォーマンスカーってとりあえずステアリング切れば、どんなコーナーだろうがどんな路面だろうが無理矢理にでも曲がってくれます。
ところがロードスターは、無理矢理曲がろうとするとグニャグニャして曲がりにくい。
これって何かに似てる?って考えたら、バイクに似てるんですよ。
バイクってハンドルで曲がろうとしても曲がらないじゃないですか。
コーナーや路面に合わせて、腰を中心に体重移動してながら旋回するようなイメージ。
それなんですよ、ロードスター。
つまり馬に合わせないと気持ちよく走れないのが、人馬一体ってことだったんですね。
それを感じてからいつもより丁寧にコーナーリングすると、たまに超絶気持ちよく曲がれる瞬間がある。
手前でちゃんと減速して、アクセルを丁寧に開けながらコーナーに合わせてステアリングを切って踏み込むことで、後輪から「グワー!」って押し出される快感が生まれる。
病みつきになりました。
つまり最近の車がどんな運転でも上手く感じられるのと逆で、運転が上手くないと乗りこなせない車ってのがワタクシの感想でございました。
家族のリアクション
レンタカーを借りる楽しみは運転であることは言うまでもありませんが、もう1つの楽しみが子供たちのリアクション。
毎回三者三様の反応を示してくれるので、楽しみで仕方ありません。
長男
車高が低いからかな?
それとなんかさ、後ろがフワッとした感じない?
もっとドシっとした方がいい気がする。
これを生意気だと思うなかれ。
実はその後いろんなサイトでプロが書くレビューを見てたんですが、ロードスターは開けた状態での重量バランスを最適化しているそう。
つまりオープンにして屋根の重量が後ろにいくことで、後ろの踏ん張りがよくなるそうです。
この日は雨でクローズドでしたから、そんな若干のフワフワ感が確かにありました。
ボディボードを初めて教えた直後にワタクシよりも的確な乗りこなし、方法を指南してくるあたりもそうですけど、感覚モンスターなのかもしれません。
次男
例によって携帯を持ち込み、ドライブというよりは移動です。
このボタンを上に押すと開くぞ。
あっ、次のバトル始まっちゃったから、あとやって。
連れてこなきゃよかった♡
三男
いつも誰よりも楽しみにしているのが彼。
この日もいつも以上の喜び具合で、順番を待っていました。
ちょうど小雨になり、屋根を開けてのスタート。
早っ!
スポーツカーなんでこんなに早いのよ!
でもパパ、スピード出しすぎてぶつけんなよ!
じゃあ一緒にちゃんと前見ててね。
今どこ見てんの?
シート高の低いロードスターでは前が見えず、空を見ながらまた想像の話をしてくれていたようです♡
最後に
楽しい時間はあっという間です。
夢の車だったロードスターの楽しさを堪能し、腰も痛くなってきたところで返却させていただきました。
そうそう、ワタクシの名誉のために1つだけ補足をしておきます。
慣らし運転が終わるまで貸してくれなかったほど大切にしていたお車で、雨の中をオープンにした理由です。
だってもう売っちゃうって言うからw
慣らしが終わった頃にきっと飽きちゃったんでしょうね。
なので売却前に貸してくれました。
本当、お金持ちの気持ちはよくわかりません♡