子供といる時間には物語があります。
楽しいだけじゃなくて、自分を見直す良い機会、つまり新たな発見の連続です。
だからやめられない。
今回もまた教わりました。
教えると伝わらない
先日よりスタートした三男の自転車練習。
こういった取り組みは熱いうちに一気に行いたい。
だって親も子も、熱がすぐ冷めちゃうから♡
そのため時間があればトライしています。
この日は兄弟3人ではなく、長男は友達と別行動。
そのため次男と三男で近所の公園に自転車でレッツゴー。
もちろんワタクシは徒歩&ランニング。
普段勝手に自転車でポケモンを公園に取りに行っている次男は、もちろん先に行っちゃいます。
なのでまだよちよち自転車の三男と二人、後を追う。
これがなかなか修正ポイントが多く、ついつい口を出してしまいます。
前見てね。
持ち前の性格なのか?
嫌な顔せず、健気に言われたことを実行しようしてくれます。
でもすぐに元通り。
乗り慣れていないし、しかも公道ですからやはり親子共々緊張感を伴います。
バテそうな彼をなだめすかしながら、先に誘います。
頑張れ!
ようやく公園に到着。
自転車で初めて辿り着いた公園に、興奮を隠せない姿に満足感を感じるワタクシ。
そもそも公園は安全に練習ができるからと連れてきたわけなんですが、疲れちゃったんでしょうね。
自転車乗って買いに行こうか?
歩き希望♡
その後は次男とベビ鬼やら、ブランコやら、鬼ごっこやら遊具。
一切自転車には触れようとしません。
次男はそういう人の感情を読むのが抜群に得意。
練習をさせたいワタクシ、練習をしなくない三男。
それを受けてなのか?突如三男にこう声掛けしてくれました。
次男に先導されて走る公園。
するとさっきまでと打って変わって、楽しそう。
この時に恥ずかしながらようやく気がつきました。
三男にとってワタクシと一緒の時は「自転車の練習」だったんだけど、次男と一緒だと「自転車の遊び」に変わるワケです。
そしていつしか「遊び」が「競争」に変わります。
すると途端に、まるで別人のように一気に乗りこなすようになります。
いつもの遊びと一緒です。
次男も誰に教わったのか、抜けるか抜けないかギリギリの距離感と速度で先導してくれます。
だから引っ張られてガンガン上手くなるんですよ。
そういえば次男が自転車の練習を始めた時、先導していたのは長男でした。
覚えているんでしょうかね?
長男がいると二番手の次男も、この日は1番のお兄ちゃんです。
思わずこっそり次男に伝えました。
上手に教えてくれてるから、あっという間に乗れるようになっちゃったね。
本当ありがとうね。
心なしか次男の背中が大きく見え、頼もしい限りでした。
教えるって上から目線なんですよね。
だから受ける側は辛い。
だけど次男の手法は「一緒に遊ぼう」
その目線なら、誰だって楽しく体験できます。
非常に勉強させられた時間でした。
最後に
その後も三男は調子を掴み、こっちが驚くほどの加速。
大丈夫か?
まあそんな時は的中します。
まあでも楽しい時間はそれすらも超越するようです。
ガンガン転んで、上手になってね!
この話には、続きがあります。
またしても想定外だったのですが、この日の彼らはそれぞれ異なるマインドで終えたことに気がつきませんでした。
次男:俺のおかげで弟が自転車に乗れるようになった
三男:自分の力で自転車に乗れるようになった
もちろん、そう仕向けたのはワタクシです。
すると・・・
いつもと変わらない三男の態度にまた喧嘩w
今度次男を誉めるときは「自分で乗れるようになったって思ってるけど、お兄ちゃんのおかげだよ。(まだそこまではわからないんだよ)」ってこっそり伝える必要があるようです。
大人も子供の根回しが肝心でした♡