お店を運営していく上で、おそらく一番大切にしているのがこれかもしれません。
掃除。
先日尊敬する大先輩にご来店いただいてお褒めの言葉をいただき、改めてその理由を考えてみました。
掃除って回り回って結局、無料の広告宣伝になっているんですよ。
まあ下心ありきなんですが♡
でも良いことしかないんですよね。
繁盛している経営者は掃除を大切にしている
今となっては多分ですけど、自分だけの価値観だけであれば掃除はあまり重要じゃない。
なのに日常的に掃除をするようになったのは間違いなく親父の影響です。
子供の頃から部屋が散らかっているとよく怒られたものです。
綺麗になると居心地が良いことは子供心にも感じていましたけど、優先順位はそれほどそれほど高くない。
だから怒られるまでは放っておき、それから重い腰を上げる的な。
でも言われてやるのってさらに苦痛です。
すると次に、部屋を綺麗にしておけば怒られないんじゃないか?なんて下心が芽生えます。
自分から動けばやる気も起きるし、試験勉強前に気持ちを高める理由で、なんて下心でなぜか掃除をしたくなる。
まあ理由はともあれ、この時点で掃除をすることへの下準備はできていたんだろうな。
大人になっても親父が掃除に厳しいことは変わりありません。
お店を一緒にやっていてもそうです。
だから先回りして、言われそうなポイントを潰していきます。
もちろんポイントだけじゃなく、当たり前の箇所だって綺麗にしておかないといけない。
そんなのが5年も続くと、結局毎朝1時間かかるわけなんです。
独身時代は洗車が趣味でした。
もちろんこれも親父の影響で、買ってもらった車を汚していたら怒られるだろうな?またしてもそんな下心。
でも車って自分の趣味嗜好を表現する手段でもあるし、また物凄く光っていると煽られないなんて付加価値も生まれます。
なぜ親父の影響って言い切れるかっていうと、親父がいなくなってから一度も自分で洗ったことがないから。
社長になるとさまざまな経営者との付き合いも一気に増えます。
一緒に食事なんかをしていると、繁盛店の社長は店内の汚れている箇所に、すぐに気がつきます。
「この席からこんなによく見える場所が、こんなに汚れていちゃまずいよね。」
不思議とそういうお店って、次行くとなくなっていたりもします。
そして自分の店に戻ると、汚れが気になります。
そんな視点で旅行に行くと、やはり入りたくなるお店って綺麗なんです。
2件並んでいてどっちも同じような商品が置いてあるとしたら、間違いなく綺麗な方に入ります。
なるほど。
商売繁盛の秘訣は掃除なんだ。
そんなことを漠然と感じていました。
掃除は無料の広告宣伝
とあるコラムにこんな内容が書かれていました。
昔から、よく先生やら親やらが、「挨拶をちゃんとしなさい、清潔を守りなさい、謙虚でありなさい」と説教をしてくれたけど、その理由が、ものすごくよくわかるようになった。
それは、ものすごく安いコスト(ほぼ無料)で、いろんなことをうまくいかせる方法だったのだ。
前後を端折っちゃってるんで極端に聞こえるかもしれませんが、これまでの経験と合わせて妙に納得しちゃったんですよね。
実際にお客さんから直接「あーいつも掃除しているあなたね。前を通るたびに車から見てて、買うならココでって思ってたのよ」なんて言葉をかけられることも多々ありました。
商売って突き詰めていくと人柄になると思うんです。
周りを見渡しても、挨拶ができて、身なりも清潔で、謙虚である人ってモテる人が多いですよねw
繁盛店はそれらがちゃんとできているから、繁盛しているんでしょうね。
なのでワタクシもモテ男と繁盛店を目指して♡
下心満載で、今日も掃除をしています。
最後に
何はともあれ、お店が綺麗になるだけで、本当仕事へのモチベーションが変わります。
そうそう。
冒頭の尊敬する先輩に、何で掃除しているのかを聞かれたので、ご紹介しておきます。
鈴印はガラスが多いので、ガラス掃除がポイントになります。
ここで生きているのが、過去の洗車を繰り返していた時期。
車のフロントガラスの内側の掃除って大変じゃないですか?
適当に拭くと逆に汚れが広がって、夕方になると前が見えなくなっちゃう。
逆に洗剤の泡が強いと、今度はそれがムラになって同様。
なのでポイントになるのは、拭きムラがとにかく出ないこと。
そうして見つけ、お店でもずっと使い続けているのがこちら。
店内のガラスなら、布に吹きかけて磨くだけで伸びることなく綺麗になります。
ちなみに店外のガラスはもう一手間かけた方がいい。
1.結構濡れた雑巾で汚れを拭き取る
2.ガラスに上のクリーナーを吹きかける
3.水切りワイバーで一気に落とす
おまけにカロリーもそこそこ消費します♡
本当、良いことしかないんで、試してみてください。
あともっとこうしたら簡単ってお掃除方法があれば、ぜひ教えてください。