お待たせしました。
9月に「あの革が手に入らなくなりました」とお知らせした、オールインワンミニの捺印マット。
その後継が、ようやく形になりました。
オールインワンミニの捺印マット、あの革が手に入らなくなったため、在庫限りで一旦取り扱い停止とさせていただきます。

最初の一枚で、決まりました

私自身、レザーをこよなく愛しております。
もちろんプロではありませんが、好きこそものの上手なれ、多少の目利きはできると思っています。
だからこそ、自分でも使いたくなる、いや欲しくなる物にしたかった。
そこで、プロのレザー職人さんにご紹介いただき、レザーの専門店を訪ねました。
革のスペシャリストに用途をお伝えして相談したところ、最初に出してくださった一枚。
その質感と、実際に捺したときの心地は、正直、想像を遙かに超えていました!
「自分たちで加工したい」とお伝えすると、その方法まで手取り足取り、本当に丁寧に教えてくださいました。
話を伺ううちに、そういえば昔は革職人に憧れていた想いが再びわき上がり、仕入れるのではなく、手掛けることにしました。
専門店で革を一枚ずつ捺し比べた日のことは、こちらに書きました。
オールインワンミニの捺印マット用に、イタリアンレザーを仕入れてきました
どんな革なのか

選んだのは、イタリア・トスカーナ州のサンタクローチェ地区の革です。
ここは古くから革づくりで知られる土地で、その地のタンナーが植物タンニンでなめした、牛のショルダー革を使っています。
ちなみに植物タンニンなめしとは、植物の渋を使って時間をかけてなめす、昔ながらの方法です。
仕上げ塗装に頼らないので革本来の表情がそのまま残り、使い込むほどに色が深まって艶が出てきます。
前のヌメ革と同じく、多くの契約と一緒に育っていく革です。
とはいえ、捺印マットの良し悪しを決めるのは、手触りではなく印影です。
膨大な種類の革の中から、実際に印章を捺して比べました。
表面の絶妙な硬さと、革ならではのクッション性。
捺してみると他のマットとは圧倒的に異なり、驚くほど綺麗に印影が写る革を選んでいます。
一枚ずつ、店内で抜いています

革を選び、専用の抜き型で抜き、切り口を整え、コバ仕上げ。
ここまでを、鈴印の店内で一枚ずつ行っています。
以前、鈴印ではシヤチハタを内製していたこともありました。
シヤチハタは大きく四角いシヤチハタ用印面を抜き型でカットするため、道具とノウハウは揃っていたんです。
とはいえ、今回は厚みのあるレザー。
当然試行錯誤はありましたが、無事カットできたときの喜びは格別でした。
正直に言って、手間はかかります。
それでも、使う人や場面を想像しながら、実際に革に触れて加工している時間は、香りも手応えも至福のひとときです。
印章を彫るのとはまた違う、ものづくりの楽しさがありました。
見せた全員が、同じことを言いました

試作ができて、何人かに見てもらいました。
反応は、全員が同じ。
「いままでと全然違う!これは高級感もあって、すごくいい!」
しかも女性受けも非常に良い。
ゴツすぎては女性に使っていただけません。
逆に女性が良いと思うものなら、男性は問題ないw
つまり性別を問わず、あなたのブランディングのお手伝いができるマットです。
今回から、単品でもお求めいただけます

これまでオールインワンミニの中にだけ入っていたレザー切り落とし捺印マットでしたが、イタリアンレザー捺印マットは単品でもお求めいただけることにしました。
価格は2,450円(税別)
マットの隅に、金属の刻印でイニシャルを入れることもできます。

名入れは1,080円(税別)
アルファベットのイニシャル2文字までです。
前のマットはレーザーで入れていましたが、今回は刻印に変えました。
革に沈む文字の雰囲気が、この革にはよく合います。
名入れをしても、納期は変わりません。
サイズは108×84㎜、厚みは約3.5㎜。
天然の革ですので、一枚ごとに色味や表情が少しずつ異なります。そこも楽しんでいただければ幸いです。
オールインワンミニも、もうすぐ

このマットが入った新しいオールインワンミニも、準備を進めています。
そちらはあらためてお知らせしますので、もう少しだけお待ちください。
(10月16日追記)販売を再開しました → オールインワンミニ、新しいマットで販売を再開しました
最後に

また新たに、捺印環境を整える捺印マットの完成です!
大切なお客様との契約に、ゴム製マットを差し出すことに抵抗があるかたも多いです。
書くためだけなら、安価なボールペンでも機能は果たしてくれます。
押すためだけなら、ゴム製マットでも事足ります。
いや、でもそうじゃない。
そう共感していただける、あなたのために作りました。
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