落款にも更に力を入れる宣言をします!
ここ最近はブラックレーベルにうつつを抜かし・・・
うつつを抜かしてたのか♡
ま、新しい事は楽しいですからね〜どうしてもそっち方面にエネルギーは向かってしまいます。しかし鈴印は本来手彫りのハンコに全精力を注いでおりましたからね。その中でも一番歴史的に古い、落款印を見直すべく、ここに宣言致します!
きっかけは一枚の額でした
落款は基本的に自由なんですが、厳密にはある程度のルールが存在します。そしてこれまでも鈴印として詳しくご説明したくてもその元になる資料がなく、結局店頭ではあちこちの資料を持ち出してご説明するといった流れでした。
かと言って、自分で作るには織り込む内容から全て吟味しなくてはならず、その労力を考えると作りたくてもなかなか作れないでおりました。
そんなある日、名古屋の同業
玉栄堂さんにお邪魔しました。
せっかくなのでその店内を拝見させて頂きますと・・・あるじゃないですか、すげー分かりやすいのが!
「これいいっすね〜」なんてお話しておりましたら、ちょうど同席されてた岡崎の一心堂印房さんの神道社長が詳しく教えて下さいました。
元々玉栄堂の富川さんが一心堂さんで修行をされてて、その修行最後の年に「お礼として何かカタチに遺したい」との想いで作られた作品だったそうです。
それから詳しく入手先を教えて頂き、先日ようやく手に入れる事ができました。みなさん色々ありがとうございました。
早速飾ってみました
やっぱこういうのって嬉しいんですよね。とっても分かりやすいからお客様にも喜ばれますしね、それにその背景には素敵な物語もございます。
なので元々ここにはかなり特殊な朱肉を置いていたんですが、全部入れ替えちゃいました!
一枚の額のおかげで落款コーナーの完成です。
これからpopやら価格表やら、どんどん充実させていきたいと思います。
そしてせっかくですから明日から、こちらの額を元に更に詳しく私なりにブログで解説していきたいと思います。
落款に興味のある方もそうでない方も、こういう知識ってあるのとないのとじゃ人としての奥行きが違って見えますからね!
どうぞご期待下さい。
つづき意外と知らない落款の使い方はこちらから