親父の引き出しってタイトルに書きましたけど、実際は現在のワタクシのデスク。
まあ元々はお店の入り口から手前に私が座り、奥に親父が座ってたんですけど
世代交代と共に、座る席が替わっただけ。
要するに居抜きってヤツっすな。
まあ必要資料や彫るための道具は、むしろ親父のデスクそのままの方が揃っていたので、自分が必要なモノだけ追加して、そのまま利用してる感じでした。
でもさすがにお店の中にモノが多くなりすぎちゃったんで、この際断捨離しようかとあちこち整理をしていました。
すると色々出てきます。
きっと誰も欲しがらないけど職人としてはたまらない逸品だったり、ずっと開かない引き出しの鍵だったり(笑)
ま、そんな中ちょっと予想だにしない驚きの品が出てきたのです。
親父の引き出しから出てきたモノ
それはハンコを入れる通称「印箱」と呼ばれるモノでした。
その中には四角い「角材」が。
見た瞬間に私はすぐに何かが分かり、ちょっとした感動に包まれましたよ。
これね
私が職人時代に彫った技能展覧会用の作品だったんです。
ものづくりをなさってる方ってどうなんでしょう?案外自分の作品って興味なかったりしませんか?
私はもう終わったことには全く興味がなくなるんで、どこかに消えてしまうのが当たり前。
「あの時、彫ったのどこ行ったのかな?」なんて思い出すコトもなく(苦笑)
そういえば、作品が返ってきた後は親父に渡していたんでした。
ぼんやりとした記憶しかないんですが、展覧会の表彰式の後一緒に祝杯をあげながら親父に「これ持ってっていいか?」なんて言われて、「いらないからあげる」とか言っていたような、いなかったような・・・
言ってたんだろ♡
大切に保管してくれていたんですね。
他にもこんな資料も出てきました。
付箋のついた業界誌。
もしや?と中を開いてみると・・・
受賞作と、タイトルと、人相の悪い太ったワタクシ♡
まとめ
たまには断捨離もいいモンです。
そこでは様々な想いを発見するコトもできますから。
当時は全く分かりませんでしたが、今では私も親となり、親父の気持ちもよく分かります。
そういうコトを多くは語らない親父でしたが、こういった所で再発見でき改めて感謝っすね!
さすがにコレは断捨離できませんから・・・
せっかくだから、お店に飾りましたよ。
まあ、これが自分の引き出しから出てきたら、・・・
間違いなく捨ててましたけど♡
いい話台無し♡