今から2年ほど前ですね。
鈴印ではBLマットでお世話になっているthree2fourの松山さんにお願いして、私個人使用のマウスパッドを作ってもらいました。
なかなか綺麗に育ってきましたよ。
革製品の最大の魅力は経年変化
形が違うように見えるのは撮った時の角度です。
ちゃんと手を置いている位置は手の油で変色しています。
所々のシミやキズも、全て自分でつけたものだから愛おしい。
それにしても改めて比べてみて、これだけ変わっていることに驚きましたね。
最後に
あのこういうコト言うのもなんですけど、私は革製品だから全てが経年変化するとは思っていないんです。
まあ買った時と比べたら変わるって意味じゃ変化かもしれませんが、その多くはただの劣化だとしか思えないんです。
それは革の品質にもよるでしょうし、作り手の技量にもよるのかもしれません。
若い頃にただ革だからって買って数年大切に使い込んだのに、気がつくとカサカサのボロボロで
「これって味なの?」なんて思った経験も多々ありました。
結構がっかりしちゃうんですよね。
それがいやで確か30代の頃にあちこち行って見比べて触り比べて匂いも嗅いだりして、色々体験しました。
すると徐々に良し悪しもなんとなく分かるようになってきました。
もちろんプロとして提供する側じゃなくて、お客として購入する立場でしたからプロのそれには程遠いんですけど、直感で「これはいい!」ってのは感じ取れるようにはなってきたのかな?
だからそれ以降に購入してきた革たちは、好みの変化こそあれ満足度はどれもが高いものでした。
そして松山さんの作るそれらは、その中でも別格。
全てが使うほどに愛着が増していくんですね。
だからそれ以来手元に革用のデリケートクリーム置くようになりましたモン。
気になった時にちょっとだけ塗って拭き取る。
そうして更に自分だけの革に育っていくんでしょうね。
また数年後には、更に凄みを増していると思われ、そんな将来も楽しみだったりもしています。
いつも良いモノをありがとうございます!