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帰りたいのに帰れない♡

2019.04.18
ほぼ日記♡

ここ最近飲み会が続いておりますが、昨日は東京でした。
東京でのお酒の席となりますと、帰りは当然電車。
そのまま泊まっちゃうという選択肢もあるんですけど、なぜか宿泊代がもったいなくて帰ろうと思っちゃうんですよね。
いわゆる帰巣本能ってやつですね。
違う♡

東京から宇都宮に向かうのはかの有名な東北新幹線になるワケですが、この路線には魔物が棲んでいます。
その名も睡魔♡
がっつり飲んで30分なら寝ないで頑張れます。また2時間くらいになれば、寝ても覚めます。
ところがこの路線は50〜60分と、いわゆる「深い睡眠」真っ只中。
そのため毎回必ずと言っていいほど物語が生まれます。

ここはどこ?

会場は上野でした。
気がつけば最終の新幹線ギリギリで、しこたま飲んだにも関わらず駅までダッシュ。
最近はGarminでログを計測していますが、この時の心拍数は160超え。
そこそこ本気のトレーニング値♡

ギリギリ滑り込みホッとするのもつかの間、お酒と急激な運動で、一気に押し寄せる魔物。
普段なら携帯のアラームなどを設定するも、そんな余裕もなし。
でもこの日はラッキーでした。
だって、ちゃんと到着と同時に目覚めることができたんですから。

いつものように慣れた足取りで降りるホームの階段。
いつものような慣れた手つきでiPhoneタッチで出る改札。
ところが目の前に広がるのは見たことのない景色。
「あれ?乗り換えの改札から出ちゃったかな?」
とはいえ酩酊しているため、そこがどこか分かりません。
次は駅から出る本改札から出ようとぐるぐる回り、たどり着いた改札に慣れた手つきでiPhoneタッチ。
ところが「ぶぶー!」と通してくれません。
仕方なく駅員さんに「出たいんですけど」と問いかけると、驚きの答えが・・・

「もう出てますよ」

どうやらもう一度入ろうとしていたようです。
すでに本改札を出ているのに見たことのない景色。
「一体何が起こっているんだ?」
まるで狐につままれたかの様な状態で、とりあえずは駅の外へ、そこには何かヒントがあるはず。
そんなことを考えながら駅の外に出ると、何やら見覚えのある風景。

「こ、ここは・・・宇都宮駅じゃなくて・・・小山駅じゃないか!」

東京→上野→大宮→小山→宇都宮→那須塩原
いつもなら乗り過ごして那須塩原まで言っちゃうのに、まさかの1個手前で下車。
それならまだ那須塩原の方が良かった。
だって慣れてるから♡

さてどうしようか?
多分距離にして30キロ。
タクシーじゃ1万円超えちゃうでしょ?
東京に泊まらなかった意味がない。
じゃあ泊まろう。
青い看板のホテルを見つけ向かうも「本日は満室でございます」
仕方なく別のホテルを見つけ向かうも「本日は満室でございます」
そのうちどこ歩いてるのかもさっぱり分からなくなり、記念に取った写真がこちら

しばらくぐるぐる歩き続け、もうこの際タクシーで帰っちゃおうか?などと思うも、辺りは静寂に包まれタクシーが走ってる気配すらない。
もう疲れた、でもどうしたらいい?
そんな迷いに迷った時にiPhoneからピロリンと通知が。
昔から言われます。
捨てる神あれば拾う神あり。
「これは誰かからの救いの連絡か?ちょうどいいから迎えにきてもらっちゃおう!」
そんなことを考えながら、iPhoneを取り出して画面を見ると・・・

「おめでとうございます!本日の歩数目標を達成しました!」

最後に

まあとにかく駅に戻れはなんとかなると向かい、ようやく見えたホームの電光掲示板。
すると在来線がまだあることを発見!
しかも終点は宇都宮駅。
次の電車まで30分ほどホームで待ち、今度こそ乗り過ごさずに帰れる安心感からホット一息。
さすがに外は安心です。
だって電車が到着した音で目覚めますから。
また寝てたんかい♡

電車に乗り込み、気がつくと駅員さんが優しく語りかけてくれます。
「お客様、終点に到着しましたよ」
また寝てたんかい♡

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鈴印の「手彫り全行程」完全収録。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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