ここ最近、店頭でお問い合わせやご注文いただく機会が増えてきたのが桐箱のパッケージです。
具体的には
「今回注文する会社の印章一式をまとめて入れる箱とかってありますか?」
「注文した他にも印章をいくつか持っていて、置き場所に困っているんですけど、まとめて入れる箱ってありますか?」
などなどですが、これが親父の代から大きなテーマでもありました。
印章って人によって大きさもさることながら、組み合わせも千差万別。
特に法人様の一式となると大きさも大きいですし、2本なのか3本なのか、はたまた朱肉も一緒に入れたいのかもそれぞれ。
規格のケースもあることはあるんですけど、どれも帯に短し襷に長し状態で、ピタリと気持ちよくまとまるのは皆無。
そのためこれまで鈴印としては、オリジナルで色々ご用意してまいりました。
気がつけばかなりの数をあつらえており、それに伴ってノウハウも確立することができましたので、この度オーダーを承れる準備が整いました。
印鑑をまとめて入れる箱には、桐箱が最適な理由
一口に箱って言っても膨大な種類が存在します。
その中で印章に求められる役割は「高級感」です。
特に法人様においては大きな契約の際にまとめて一式取り出し、必要に応じて捺印される。そのためにもある程度の体裁も必要。
これに最も適しているのが桐箱との結論に至りました。
ちなみに紙箱とかの方が一見安く作れそうな気がしますが、最低ロッドなどの縛りがあってまとめて作るなら安いんですけど、1個だけ作るとなると驚くほど高価になってしまうんですね。
その点桐箱は既製品にかなりの種類があって、ご要望に応じて中身だけをカスタムするだけですから、ワンオフで1個だけ作るなんて場合は逆に紙より安く作れるんですよ。
以上、これまで様々なパッケージにトライした結果導き出した結論になります。
桐箱のオーダーはとっても簡単です
ネットで注文するのって難しくないの?
そんな声が聞こえてきそうですけど、実は結構簡単で、以下の2つのパターンからお選びください。
1.現物を全て送ってください
現物をお送りいただくのが、方法が一番確実です。
一応ケースごと入れるのを想定していますので、入れたいケースを全部。
他にも朱肉なども入れたい場合も同様です。
実際のケースに合わせて、かなり細かい造作まで作り上げることが可能です。
例えば、ツマミの部分までもきっちりと収まるようになどですね。
ただし、以下の2点はご注意ください。
- 中身の印章は送らないでください(万が一の破損に備えてです)
- 郵送の際の破損には一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください
2.入れたい物のサイズを教えてください
●入れたい数(何個)
●入れたい物のサイズ(W・D・H(Width=幅、Depth=奥行き、Height=高さ)
※印鑑のケースの場合「ツマミ」がありますけど、それも含めてサイズを記入ください。
必要な情報はこれだけです。
例えば以下のようになりますね。
例)
●実印・銀行印・角印の3個●実印ケース(102㎜×41㎜×25㎜)
銀行印ケース(102㎜×41㎜×25㎜)
角印ケース(79㎜×50㎜×32㎜)
いただいた情報を基に、規格の中から最適なサイズをセレクトしてご提案いたします。
数が多かったりサイズが不揃いでも、全く問題ありません。
上記画像のように、全体を包括可能なサイズをチョイスし、事前にイメージの校正もお出しします。
万が一「それだと大きすぎる」なんて場合は別途費用が掛かりますが、カスタムオーダーにも対応致します。
納期と費用
納期に関しては、約1ヶ月ほどいただいております。
費用に関しては、大きさや形状にもよりますが、これまでの実績ですと3,000円〜10,000円くらいになっています。
いずれにしても現物をお送りいただくかサイズをご提示いただけましたら、事前にお見積もりを出させていただきますのでご安心ください。
またご注文確定後は、校正で実際のサイズ感もご確認いただけるよう対応致します。
他、ある程度の範囲であれば仕様をカスタムすることも可能ですし、レーザーでの彫刻もオリジナルで承りますので(別途費用が掛かります)お気軽のお申し付けください。
最後に
これまでお求めいただいたお客様からのお声を拝聴しますと、以下のようにお使いいただいているようです。
大切な印章一式を桐箱ごと金庫に入れて、まとめて大きな桐箱ごと出すんですよ。
するとそれだけで相手の方の緊張感を高めることができます。
やはり印鑑を捺すときって特に重要な時ですよね?
だからこそ少しでもこちらに有利な気持ちで望みたいですからね。
つまり保管のためだけでなく、演出の一環としてご活用されているようです。
特に経営者の方はご自身のブランディングはとても大切です。
この桐箱はそんなブランディングの一貫として、きっとお役に立てるはずです。