ソールドアウトになった商品は、認印や銀行印に使いやすい民生
先に申し上げておきますと、先月のフェアでデッドストックの民生は全てソールドアウトになりました。
民生、印章に興味のある方なら、一度は耳にしたことあるでしょう。
『民生(みんせい)』
今は亡き象牙の象嵌士「山崎民生(みんせい)」さんによって取り出された印材。
最も有名な象嵌士でもあり、また文化功労者賞を受賞された民生さんが手掛けた印材は、証としてその名と花押が彫り込まれ、現在ではほぼ全て入手困難となっています。
これまで鈴印デッドストックに度々登場している民生ですが、希少価値が高いため、残念ながらご希望のサイズに巡り合うことが少ないです。
そんな中今回の民生は、36×13.5㎜と、やや大きめの認印、もしくは銀行印に最適な使いやすいサイズでした。
こちらも掲載より1ヶ月でソールドアウトになりました。
実は事前のお問い合わせで複数の方からご連絡をいただいていた商品でしたが、最終的にその中のお一人からご購入いただくことができました。
デッドストックのコンセプトは、他店様で眠っていた材料が必要な方の手に渡る。
これこそまさにデッドストックを始めた理由でもあります。
仕入れ先様並びにご購入いただいたお客様、誠にありがとうございました。
________________________________________________
マスターピース・デッドストックとは
【鈴印マスターピース】は、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。
印章の素材のほとんどは天然材です。
天然であるということは一定でない、つまり品質には大きな個体差があるとも言えます。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級のレザーは最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されるのはご存知でしょうか?
そして残ったレザーが次に、一般市場に出回るのです。
つまり本当に良いものは、長年の歴史の積み重ねによって流通経路までも決まっています。
逆に言えば、それらを後発として入手することは非常に困難です。
私たち鈴印は長年に渡り、特別に良い素材のみを集めて参りました。
その結果として、優先的に優れた素材が集まるようになりました。
そしてそれらは専用セラーによって、厳重に保管されています。
マスターピース
傑作・名作
【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。
印章店においての素材は、その店のこだわりです。なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別な品々だからです。
ところが諸事情により、眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地の眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
つまり良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、鈴印デッドストックです。