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【デッドストック】象牙法人角印で最もお手頃な(ソフト材)です

  1. 印材

通常【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
一方で今回の商品は、メーカー様から譲り受けた正規品となります。
在庫が希少なため、また商品の取り扱いを検討した結果、デッドストックとさせていただきました。

象牙法人角印で最もお手頃な(ソフト材)です

こちらの商品は鈴印HPでは掲載の少ないソフト象牙です。
まず今回の印材をご紹介するにあたっての経緯からご説明します。

昨今の値上げに伴い、象牙の最低価格もアップしてしまいました。
またその価格帯の商品は人気商品でもあります。
そのためメーカー様とご相談し、その価格帯を維持しつつも品質を大きく落とさないアイテムを検討した結果、今回のソフト材が浮かび上がってきました。

ハード材とソフト材の違い

象牙にはハード材とソフト材があります。
その違いは名前の通り、硬さです。
硬いハード材と、柔らかいソフト材。
とは言えソフトと言っても象牙ですから柔らかいわけではなく、比較するとそのようになるといった程度。
ちなみに鈴印で取り扱いのほどんどは、ハード材になっています。

またこの硬さの違いは、その違いは象が育った環境に依ります。
非常に暑い環境でもある熱帯雨林に住む象はハード材となり、草原地帯や砂漠に住む象はソフトになります。

品質と希少性が高いのはハード材になりますが、今回のソフト材はその中でも最も高品質の象牙です。
何よりも本物の象牙であることで、捺印の精度や使うほどに育っていく特性はハードとなんら変わることはありません。

印面サイズは24㎜と21㎜の各1本づつになります

前段の通り、今回は価格に合わせた商品選定を行いました。
その際に可能であれば安定供給が可能なもので、法人角印のラインナップに掲載することを目的としました。
ところがやはり通常商品と異なる場合は安定供給が難しく、現在ストックされているものは各1点のみであることがわかりました。

そのため今回、24㎜と21㎜の各1本づつを、デッドストックとして販売することに致しました。

実際に現物に触れての感想

今ブログを書くためにこうして手に取っています。
前提として私自身はまず、この触れた段階でハードかソフトかは理解できます。
これは長年に及ぶ経験値によって可能であって、もちろん最初の頃は触れても違いなど全くわかりませんでした。
そして実際に触れてみての感想ですが、ソフト材特有のものは感じられます。

触感:触れて硬さを感じるのも不思議ですが、日頃ハードに触れる機会が多いと、どことなく柔らかさが感じ取れます
艶感:ハードの奥から光り輝く質感に対して、やや滑らかな艶感の印象です。
重量:最もわかりやすく感じるのが重量感で、24ミリで約5gほどの違いがあります。

とは言え私たちは間違いがあってはいけないため厳しい目でチェックしていますが、おそらく両者を手に取って比較しても違いがわかる方は少ないレベルです。
ちなみに店頭でお客様に象牙の(極上)と(中)の違いを感じていただいた場合、ほとんどの方がわかるほど違います。
それと比べますと、ハードとソフトの違いはかなり繊細です。

触感や重量は画面では伝わりませんが、艶感は感じられると思い動画を撮りましたので、合わせてご覧ください。

 

最後に

上下の印にも当然「牙鋲」と呼ばれる象牙を使用しています。
つまり全てが象牙です。

角印は丸印と比べてサイズが大きい、つまり質量が高いのです。
そのため手にした時の所有感が非常に高いのが象牙の角印の特徴です。
そして抜群の捺印の美しさは、象牙特有のそれに変わりはありません。
象牙の角印を使われるみなさんは、その捺し心地と綺麗さで「角印を捺すのが楽しくなりました」とおっしゃいます。

木とは次元の異なるこの心地を、ぜひ感じてみてください。

 

象牙(ソフト)角印の購入はこちらから

 


マスターピース・デッドストックとは

【鈴印マスターピース】は、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。

印章の素材のほとんどは天然材です。
天然であるということは一定でない、つまり品質には大きな個体差があるとも言えます。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級のレザーは最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されるのはご存知でしょうか?
そして残ったレザーが次に、一般市場に出回るのです。
つまり本当に良いものは、長年の歴史の積み重ねによって流通経路までも決まっています。
逆に言えば、それらを後発として入手することは非常に困難です。

私たち鈴印は長年に渡り、特別に良い素材のみを集めて参りました。
その結果として、優先的に優れた素材が集まるようになりました。
そしてそれらは専用セラーによって、厳重に保管されています。

マスターピース
傑作・名作

マスターピースはこちらから

 

【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。

印章店においての素材は、その店のこだわりです。なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別な品々だからです。
ところが諸事情により、眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地の眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
つまり良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、鈴印デッドストックです。

デッドストックはこちらから

 

 

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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