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ご存知ですか?象牙のお箸には凄い効果があるんです!

  1. 印材

これまであまりブログ等で積極的にアナウンスしていませんでしたが、鈴印では象牙の小物や根付などのアクセサリも取り扱っています。
昨今お客様からお問い合わせをいただいたり、また店頭でご購入される機会も増えてきました。
そのため改めて当サイトにおいても、少しづつですがご紹介していこうと思います。

まず今回は象牙のお箸です。
思い返せば過去にブログで紹介した際、Facebook経由でご購入されたお客様もいらっしゃいました。
ブログのテイストがだいぶ変わったなと、実感する今日この頃です♡

さて、象牙といえば豪華で貴重、そして何世紀にもわたって贅沢の象徴とされてきた素材です。
その象牙で作られたお箸は、ただの食器を超えた、特別な存在感を持っています。
しかし、象牙のお箸にはただ美しいだけではない、「凄い効果」が隠されています。

2013年8月9日に公開したブログですが、2024年4月3日に全面的にリライト、またデッドストックソールトアウト並びに新品入荷に伴い2024年5月3日に再びリライトしました。

象牙のお箸と心理的満足感

象牙のお箸を手に取ると、まず感じるのはその滑らかな口当たりと独特の感触です。
これはおそらく象牙が、歯と同じ象牙質だからかもしれません。
使うたびに感じられる感触は、食事を特別なものに変えてくれます。
象牙のお箸で食事をするという行為が、日常生活に小さな贅沢と喜びをもたらし、心理的な満足感を高めてくれるのです。

また象牙の印章同様、お箸も使うほどに飴色に変色し、あなただけのオンリーワンに育っていきます。
このエイジングや、年月とともに輝きを増す特性も、象牙だからこそ味わえる要因でもあります。

毒味と象牙のお箸

また象牙のお箸に関して思い出すのは、私の父がよくお客様に「象牙の箸は毒味に使われていた」と話していた事。
今回改めて調べてみると、それらしい資料を見つけることができました。

歴史を遡ると、清王朝時代には毒見役が銀製の箸を使って料理の安全を確認していたようです。
立命館学術成果リポジトリの「北京の宮廷料理と博物館についての一考察」には以下のような記述があります。

宮廷で御宴が行われる場合、「尚覚禄」と呼ばれる官吏が、皇帝が箸をつける前に、全ての料理を銀製のお箸で安全無毒かどうか試す。
立命館学術成果リポジトリより

銀は毒素でもあるヒ素に含まれる硫黄によって黒くなるなど諸説あって使われていたようですが、象牙については別の資料が見つかりました。
東京家政大学機関リポジトリの「北京料理と宮廷料理について」には以下のような記述があります。

皇帝に供されている料理は、何人もの厳重な検査を経ているが、さらに「賞膳」といって太監に その一部を試食させ、毒物の有無を試みさせた。
銀の箸や象牙の箸の使用も毒物を発見するためであった。
東京家政大学機関リポジトリより

とはいえ、残念ながら象牙が毒素に反応する資料は見つけられず本当に効果があったのかまでは未確認にはなりましたが、象牙にまつわる権力の象徴という意味でも銀と共に使われていたのかもしれませんね。
もちろん現代ではこのような用途で使われることはありませんが、象牙のお箸を使うことによる精神的な安心感や特別感は、古来から伝わる風習の一部と言えるでしょう。

象牙婚式と象牙のお箸

結婚14年目で「象牙婚式」のお祝いをされることはご存知の方も多いでしょう。
象牙が少しずつ大きくなるのと同様に、歳月を重ねて夫婦の絆が強くなることが由来となっています。
ちなみに象牙婚式では象牙を使用したアイテムをそれぞれに贈るのが一般的で、特に象牙の印鑑が定番だあったことも補足しておきます。

また象牙のお箸も象牙婚式に最適とされ、象牙の夫婦箸は人気のプレゼントでした。
これも象牙の特性「歳を重ねるごとに輝きを増す」と深く関係し、愛や絆を深める良い記念になることでしょう。

象箸玉杯:贅沢と美食の象徴

「象箸玉杯(ぞうちょぎょくはい)」という言葉をご存知でしょうか?
象牙の箸と宝石の杯を意味し、贅沢な生活への欲求が生まれ始める事を表した言葉です。
四字熟語辞典オンラインには以下のような記述があります。

贅沢な生活を言い表す言葉。
または、贅沢な欲求が生まれ始めること。
象牙の箸と宝石の杯という意味から。
古代中国の殷の名臣の箕子は、主君の紂王が象牙の箸を作ったことを聞き、箸だけでは満足できずに宝石の杯を作り、それに合わせ食事や住居も贅沢になっていき、最後には世界の全てのものを集めても満足しなくなるだろうと恐れたという故事から。
四字熟語辞典オンラインより

象牙のお箸がいかに特別な存在であるかを物語っています。
それほどまでに特別な存在だったのが象牙のお箸なんですね。

最後に

ぜひこの機会に、鈴印の象牙のお箸をご自身の生活に、または大切な人へのプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか。長年にわたって愛され続けること間違いなしの、この特別なアイテムで、毎日の食事をもっと豊かなものにしませんか?

象牙のお箸は、ただの食器を超えた存在です。
このお箸を使うことで、日々の食事が特別な体験になります。
象牙のお箸には美しさだけでなく、使用するほどに手に馴染み、使用者だけの特別な物語を紡ぎだす「凄い効果」があります。
歴史に裏打ちされた毒味の伝統から、象牙婚式の記念品としての深い意味、そして「象箸玉杯」としての贅沢な生活への憧れまで、象牙のお箸は使う人の生活に深い価値を加えてくれます。

最後に、鈴印からの特別なご提案です。
ご自宅用はもちろん、大切な方へのプレゼントとしても、象牙のお箸を選択肢に加えてみませんか?
それぞれの箸が時と共に色深くなり、独自の輝きを増していく様子は、長い年月を共にする大切な人々との関係にぴったりです。
贈り物としても、また自分へのご褒美としても、象牙のお箸は、日常に小さな贅沢と特別な喜びをもたらすことでしょう。

 

象牙夫婦箸の購入はこちらから

象牙お箸の購入はこちらから

 

象牙の箸置きとセットもかなりおすすめです。
こちらは限定1個となっていますので、気になる方はお早めに。

 

象牙の箸置きの購入はこちらから

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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