あらすじ
199X年、東京〜宇都宮間には「怒りのデスロード」と呼ばれるルートがあった。
あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
しかし、人類は死に絶えてはいなかった。
拾う神編♡
比較的楽観的な性格から、普段はほとんど追い込まれるコトを知らないワタクシ。
口癖は「ま、別にいいんじゃね?
そんなワタクシがまさに窮地に立たされた、あの瞬間、
先ほどの電車が最終となりますので、戻りの電車はございません。一旦こちらでご精算をお願い致します。
これは果たして、Highway to Hellか?それともStairway to Heavenか?
気持ちはまさに世紀末。
絶望に打ちひしがれ、ただ立ち尽くすワタクシ。
そこに突如現れる人類の希望の光、その名も救世主(メシア)♡
彼が何かを口にするも、あまりの突然の出来事に理解できないワタクシ。
酔っ払ってるからね♡
そんなワタクシの気持ちを察するかのように、再び優しく語りかけるフレーズ。
「お兄さん、宇都宮でしょ?」
なぜ分かる!
ワタクシの心理を読み取る彼に恐怖を抱きつつ、恐る恐る顔を見上げると、そこには・・・
パンチパーマの人の良さそうな小柄な紳士♡
どれだ♡
あまりに突然の出来事に現実を理解できないワタクシ♡
酔っ払ってるからね♡
よく人は見かけによらないと言いますが、まさにその言葉を彷彿とさせる佇まい。
失礼だな♡
そうなんです!
彼こそは、通称白〇〇こと、ホワイトメシア♡
まさにレジスタンス♡
絶対に宇都宮に帰るんだ♡
その前にどうしても彼に聞きたかったコトが1つ。
「なんで宇都宮に帰りたいの分かったんすか?」
「足の運びで分かるのじゃ!」
また新しいキャラ出てきたぞ♡
やはりプロの目は誤魔化せません♡
正確にはセミプロ♡
全ての降車を共に待ち、数人の仲間と共に、再び宇都宮の地を踏みたい。その強い想いだけがワタクシたちの支え。
他にも乗り越したヤツいたのか♡
普段なら何てことはない道路も、かなりの距離を乗ったのであろう、ガタガタになった軽自動車のサスペンションが悲鳴をあげる。
まさにバイオレンス♡
道路のつなぎ目がね♡
振り落とされないよう、必死にしがみつくワタクシたち♡
まさにマッドネス♡
その様は正真正銘のマッドマックス。
気持ちは当然こんな感じ。
国道4号線♡
ま、実際はこんな感じでしたけど
国道4号線矢板付近♡
最後に
「やっぱ乗り過ごす人多いんですか?」
最後に尋ねるワタクシに、ホワイトメシアはこう答えます。
「多い」
「多いならJRも何か対策考えて欲しいですよね?」
更に追い討ちをかけるように疑問を投げかけるワタクシに、メシアはこう優しく答えます。
「それじゃ俺が食いっぱぐれる♡」
まさにレジスタンス♡