現在、あらためて象牙について別の切り口から整理しようとしています。
まあ象牙に関しては、これまでどこにも負けないくらい調べ、かつブログで発信してきましたが、今回はやや法律面重視として考えています。
ところが、ここでひとつ問題にぶつかります。
ネット上に「まともな情報」が少なすぎる
とにかくね、情報が集まらないんですよ。
正確に言うと「情報はある」んですけど、どこかに大きく偏っていたり、あやふやだったり、浅かったり。
・極端に否定的なもの
・感情論が強いもの
・一部の事実だけを切り取ったもの
こういった情報は山ほど出てきます。
一方で、実務として必要な情報、つまり
・現在の制度
・合法的な流通の仕組み
・実際の取り扱い状況
こういった「現実に即した情報」が、驚くほど見つからない。
結果として、信頼できる情報源はかなり限られてきます。
例えば環境省や経済産業省のような公的機関が発信している情報。
ただし、これも当然ながら「制度の説明」が中心で、現場感や背景までは補完してくれませんし、なにより・・・難しい(^_^;
情報はあるけど、まとめるのがしんどい
もちろん、私自身もある程度の資料は持っています。
・業界としての知識
・実務で扱ってきた経験
・個別に集めてきた資料
ただ、それらを「ひとつの形」に整理するとなると話は別です。
点で持っている情報を、線にして、面にする。
これがとにかく大変。
ここで地頭の差を痛感するんですが、頭良い人って難しい資料を難なく読みこなしますよね?
対して私の場合・・・勉強してこなかった余波が今(^_^;
そこで初めて使ってみたのがNotebookLM
ということで、今回は少し発想を変えてみました。
そっち系に詳しい友人に超絶勧められていたAIツール、NotebookLMに、手元の資料をまとめて放り込んでみることにしました。
果たしてこれで、どこまで整理できるのか?
そして同時に、普段使っているGeminiとの違いも見てみました。
これが、思っていた以上にはっきりと差が出て、ビビりました。
Geminiは「一般論」を優先する
まずGemini。
象牙について質問すると、かなり明確な傾向があります。
・環境問題
・密猟
・国際規制
・倫理的な懸念
これらが中心になってしまうんです。
もちろん、どれも事実であり重要な視点ですけど問題は、その先。
それ以外の情報が極端に少なくなる。
例えば
・日本国内での合法的な流通
・登録制度の実態
・伝統工芸としての側面
・素材としての評価
こういった「現実の運用」に関する情報が、どうしても弱い。
つまりGeminiは
「一般論」を優先するAI
って感じました。
言い換えると、社会や政治に対して非常に忠実なAI。
NotebookLMは「前提」を優先する
一方、今回初めて使ったNotebookLMは、まったく別物でした。
特徴はシンプルで
読み込ませた情報がすべて
です。
つまり
・信頼できる資料だけを入れる
・一次情報を中心にする
・実務に近いデータを揃える
こうすることで、出てくる内容の質が大きく変わります。
実際に使ってみると、象牙に関しても
・制度の構造
・流通の現実
・素材としての価値
・現場の感覚
こういった情報が、整理された形で出てきます。
そして何より大きいのが
余計なバイアスがほとんど乗らない
という点です。
Geminiの場合、このバイアスを弾くために試行錯誤する必要があるんですけど、NotebookLMはその必要がない。
つまり本当に自分が欲しい情報だけをピックアップしてくれるんです。
どちらが正しいのか?という話ではない
ここで考えたくなるのが「結局どっちが正しいのか?」っていう話になると思うのですが、結論はシンプルかな。
どちらも正しいし、どちらも偏っています。
・Gemini → 社会的に正しい
・NotebookLM → 前提に対して正しい
つまり
AIは真実を教えてくれるものではない
ということです。
AIは中立ではない
今回あらためて感じたのはここです。
AIは中立ではありません。
・学習データに影響される
・設計思想に左右される
・与えた情報に依存する
当たり前の話なんですが、使っていると忘れがちです。
特に象牙のように
・国際問題
・倫理
・文化
・法律
が絡むテーマでは、この差がそのまま結果に出ます。
だからこそ「使い分ける」
結論です。
使い分ける。
・世の中の認識を広く知る → Gemini
・自分の前提で深く整理する → NotebookLM
この役割分担が、一番しっくりきます。
逆に言うと
どちらか一方だけでは、確実に偏りますね。
最後に
最近、少し不思議に感じることがあります。
動物がかわいそうだからとフェイクレザーを選び、そのために石油を大量に使う。
プラスチックストローはダメだけど、代わりに分厚いプラスチックのフタはOK。
植物由来なら安心とされる一方で、その生産の裏側まではあまり語られない。
動物は可哀想だけど、植物はOK?
正直、これらも感情論であって、整合性はかなり曖昧です。
だからこそ今は「何を信じるか」ではなく、「どう判断するか」の方が重要になってきているのではないでしょうか。
AIはとても便利な道具ですけど、自分の結論を代わりに考えてくれるものではありません。
むしろ使えば使うほど、自分の軸が問われる道具なのかもしれません。
今回、象牙の整理をしていたせいか、そんな社会派なことを感じてしまいました。
まあ議論ですから、どっちが正しいと言い切れないのが辛い点ではありますけど、私なりに自分の軸をしっかり持ってまとめていきたいと思います。
それにしてもNotebookLM凄すぎますね。
あの膨大な情報を基に、見事にまとめ上げる力には、本当驚かされましたから。
まだの方はぜひ一度触ってみては?
データ3つも放り込むだけで、その恩恵を感じられると思いますよ。