ゴム印のゴム部分が剥がれてしまった…そんな経験はありませんか?
意外とよくあるこのトラブル。
でもネットで調べても、正しい対処法がなかなか見つからないんですよね。
そこで今回は、ゴム印専門店「鈴印」が実際に行っている修理方法を写真付きでご紹介します。
接着剤の選び方やNG例まで、これを読めば安心して直せます。
ちなみにこの記事は2018年に公開した内容を、2023年・2025年にリライトしてお届けしています。
ゴム印のゴム部分が剥がれた時の対処法

まず結論からお伝えすると、ゴム印が剥がれたら接着してOKです!
ただし、接着剤の種類と使用量を守るのが大前提。
このポイントを間違えると、最悪の場合、ゴム印が歪んで使い物にならなくなってしまいますので注意してくださいね。
おすすめの接着剤は「G17ボンド」

「家にあったから」と、瞬間接着剤やのりを使ってしまう方が多いのですが、これが落とし穴。
たとえばこちら👇

× 瞬間接着剤
乾く過程で収縮し、ゴム印が変形してしまうためNGです。
こんな感じで、反りが出ます。

さらに、こちらもNG。

× のり
接着力が弱すぎてすぐ剥がれます。
では、何を使えばいいか?
答えはこちらです👇
私も実際に愛用しています。
ちなみにG17ボンドは革にも使えるので、財布やバッグなどのちょっとした補修にも重宝しますよ♪
接着剤の量は「少なめ」がコツ

たっぷり塗りたくなる気持ちは分かります。
でも、それは逆効果。

全面ベタ塗りすると空気の逃げ場がなくなり、かえって反りの原因になります。
四隅に少しだけ。あとは点々と軽く塗るのがベスト。
ボンドを使うときの注意点
口が固まっていたら、いきなり押し出さず、まずは先端を掃除してください。
固まりがついたまま使うと、ゴム面に余計な塊が残ってしまいます。

なぜゴム印は剥がれてしまうのか?

ゴム印は「持ち手」「粘着スポンジ」「ゴム面」の3層構造です。

経年劣化やホコリ、湿気などで粘着力が弱まると、ゴム部分が剥がれてしまいます。
とくに小さなサイズのゴム印はスポンジを使っていない場合もあり、そのぶん剥がれやすくなります。

スポンジだけの交換も可能ですが、ゴムが摩耗していたら作り直しがおすすめです。
ゴム印は「消耗品」です

どんなに高品質なゴムを使っていても、毎日の使用で徐々に劣化していきます。
私自身、耐油性ゴムを使っていても、スタンプ台との相性などでゴムが膨張してきています。
ゴムは使うほどに硬化・摩耗し、潰れて角が写らなくなってきます。
一部が剥がれたり、変形がある場合は全体が劣化している可能性が高いです。
修正も不可能ではないですが、仕上がりに差が出るため、特に長年ご使用の場合は作り直しをご検討ください。
最後に
ゴムが剥がれた場合は、まずはG17ボンドで軽く接着。
それでも印影がうまく出ない場合は、私たちプロにご相談ください。
補修の際には、スポンジの劣化やゴムの状態、さらには使用している接着方法や材質まで確認した上で、
「綺麗に写ること」を前提として対応しています。
どうにもならなくなる前に、まずは現物をそのままお持ちいただければと思います。
お気軽にご相談ください!