昨日はホテルニューオータニさんで、実の妹の結婚式に参列してきました!
そこは日本屈指の超有名な一流ホテル☆
日本が世界に誇るおもてなしの文化
ホテルこそ、そのおもてなしの文化の極みみたいなモンですからね〜
これまた貴重なおもてなしの体験をさせて頂きましたので、今日は結婚式の事はおいといて、そんなおもてなしの体験を書いてみたいと思います。
人を感動させるのはやはり人です!
どんなに提供する商品が素晴らしくても、それを活かすも殺すも人ですからね。
私もまだまだですからね、色々勉強させて頂きました。
みなさん、食事に行くとたまにこんな経験ありませんか?
何かを注文しようと回りを見渡しても誰も店員さんがいない・・・
誰もいないから探しに行くけど、どこにいるか分からない・・・
やっと見つけて声を掛けると「少々お待ちください」と言われてまた誰も来ない・・・
それでまた別の人を探しに行く・・・
お店の方々も忙しいですからね、あまり無理は言えないですがそんな時いつも思うんです。
「お願いですから注文させて下さい♡」
それがね一流はさすが一流☆
必要な時に振り返ると誰かいる。
グラスが空きそうになると必ず先に声を掛けて頂ける。
子供がアレルギーだと先にお願いしておくと
「お子様のパンは大丈夫ですが、それ以外のお客様のパンには入っておりますのでご注意下さい。」
諸事情で席を外してると、戻ってきたタイミングでお料理が出てくる。
どんだけ細かく個別に配慮してくれてんの!?
一体それにはどんなチェック項目があり、一体どれだけの伝達事項の徹底をされてるんだろう?
聞けば従業員さんの数が3000人との事。
ゲストと合わせると一体何万人の人間がこのホテル内にいるの?
それを全てきっちり対応するって・・・(汗)
裏方のみなさんの事を想像するとホントただただ驚くばかりでした。
そして一番大変なのはトラブルのご対応でしょう!
今回こんな事がありました。
チェックアウト前に部屋から荷物を運び出して頂き、式終了後に駐車場から一番近くのクロークから引き取りたいとお願いをし、式に出席。
無事結婚式も終わり、車まで荷物を運んで頂くと私のジャケットを掛けたハンガーがカバーごとない!
最初部屋に置き忘れたかと思い確認して頂くと、部屋にはない・・・
じゃあ違うバッグに入れちゃったのかと見直してもやはりない・・・
つまりホテル内の部屋以外にある事は間違いないんですよね。
でね、そんなやり取りを必ずその場所の責任者の方がご対応して頂けたんです!
責任者の方「ただいまお荷物をお部屋から運び出した担当者と、お車まで運んだ担当者に確認して参りますので、こちらにお掛けになってお待ちください」
待つ事ほんの1〜2分
責任者の方「お待たせ致しております。現在、お荷物を運び出した担当者が、確かにハンガーカバーを運んだとの確認がとれました。大変失礼なのですが、なくなった事に気付かれたのはどのタイミングでしたでしょうか?」
私「車に運んで頂いた時なんですけど・・・」
責任者の方「ありがとうございます。それで現在お荷物が置かれている場所の可能性が分かりました。再度確認して参りますので、もう少々お待ちください」
そして1分もしないうちにお持ち頂けました。
理由を伺いますと、ジャケットがしわにならないように別のハンガーに掛けておいたのを、最後に持ち出すスタッフの方が忘れてしまったそうなんです。
恐れ入りました!
同じ方が担当して頂ける事により同じ説明を何度もする手間がなく、それに一人で放っておかれる時間が短く、色々話を聞いて頂けるんで一緒に協力して品物を探してる楽しい感覚に陥る・・・
逆に最後には感謝の気持ちでいっぱいになりましたモン!
そしてその感動はそこで終わりません。
その荷物をご迷惑をお掛けしましたと出口まで運んで頂き、私ももう申し訳ないんで車まで運んで頂くのお断りし、その出口がこちらから見切れる直前に振り返るとまだ見送って頂けていたので一礼し
車に戻ると子供を少々遊ばせ、その間に上着を脱いだりし、しばらく時間を過ごしボチボチ帰ろうかと車を動かしロータリーを回って出口の前を通ると・・・
まだそこでお待ち頂いてお見送りして頂いたんです!
普通さすがにその時点では持ち場に戻られてますって!
それをお忙しい中、ずっと帰りをお待ち頂いてるんですよ!
いや〜ビックリしましたね〜。
感激しましたね!
ホントどこまで行き届いてるんだと。
どこまで気持ちを切らさないでご対応されてるんだと。
お一人お一人のお客様に対して、最初から最後まで徹底的におもてなしする!
それが結果トラブルすら感動的な思い出になる。
そんな貴重な体験をさせて頂きました。
まだまだ私なんかあまりに至らなく、あのレベルに到達するには想像を絶する位大変だと思いますが
せめてそんな気持ちを持ってこれからご対応していけたらと思います。
歴史の長いホテルはただ長い訳じゃない
そんなおもてなしの精神が長きに渡って脈々と受け継がれている。
それはきっと若い新しいホテルにはない、歴史あるホテルの魅力なんだと教えて頂きました。
ホテルニューオータニさん、ありがとうございました。