今週の鈴印ブログは、すっかり鹿の角週間になりました。
月曜日には、鹿の角を探しに行ったネタ。
火曜日には、鹿の角を彫ったネタ。
そして本日は・・・
鹿の角の印鑑、1本限定発売
今回のブログで、とある方から鹿の角をお送りいただきました。
以下のブログをご覧になってでした。
その方は以前もブログをご覧になって、鹿の角の彫刻をご注文を下さった方でした。
猟師の方で、やはり落ちてるのを拾われてご依頼。
改めて聞きましたが、そう簡単に思い付きで見つかるモンじゃないそうですね^^;
お手元に1本あるとのことで「自由に使ってください」とお送りいただきました。
こういうのってブログを書いてて本当嬉しい出来事です。
無料でお譲りいただけましたので、材料代は無料でご提供させていただきます。
鹿の角の詳細
まず形状や状態から言いますと、以前ご紹介した私の私物よりも良さげです。
天然物なので正確な状態は彫ってみないとわかりませんが、形といいサイズ感といい、自分で使いたいほどです。
サイズ感
文章で表現するのは難しいので、写真を撮ってみました。
サイズを比較するとこんな感じ。
今回の材料の方が、印面が大きくて、長さが短い。
しかも先が尖っていて、鹿の角らしさがあります。
曲がっていて正円ではないため、一番長い箇所で計測すると
(65丈×18ミリ)
となっており、実印としても使用することができるサイズです。
印章として捉えるとやや大ぶりですけど、アクセサリーとしてはジャストサイズな気がします。
何よりこの手のひらにそっと収まる感じがとってもいいです。
状態
状態が良いと申し上げた理由は、芯の大きさです。
私の私物は蜂の巣のように大きな穴があったのに対して、小さくて細かいです。
そのため最小限の加工で済みます。
ちなみに上の画像が私の私物です。
比較するとその違いがよくわかりますね。
印材の良し悪しを決める1つの基準が、この芯です。
例えば水牛などは芯が大きいと印材として扱えず、返品の対象になってしまいます。
つまり芯が詰まっていて小さいことが、印材としては必須の要素になりますが、こちらの鹿の角はそれをも兼ね備えています。
こちらの鹿の角は1本限定です
これまでご紹介した通り、今手元にあるのは1本だけです。
また何かのご縁で手に入れることができましたら再販致しますが、全くもって未定です。
もちろん鹿の角をお持ちで、彫刻だけをご希望の場合は随時受け付けておりますので、お気軽にこちらまでお問合せください。
最後に
なんかこういった遊び心のある取り組みは久しぶりな気がします。
しっかりと実印として使うもよし、首やバッグにぶら下げておいても、話のネタになりそうです。
彫刻方法など、さらに詳しくは以下のブログをご覧ください。
貴重な繋がりで入手できた大切な1本です。
ぜひ共感していただいた方にお使いいただきたいです。