外国籍の方から「カタカナで実印を作りたい」というご相談をいただくことがあります。
きっかけとして多いのが、Web注文での「失敗」です。
ネット上には、パソコンフォントをそのまま印面に流し込むだけのプレビューページが多くあります。
丸い印面に四角いフォントを当てはめるため、周囲がスカスカになったり、逆に文字が窮屈に詰め込まれたり。
そのため「これで本当に大丈夫?」と不安になって、鈴印にご相談いただくケースが少なくありません。
登録のルールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 外国人の印鑑登録のルール
▶ ひらがなカタカナの印鑑で実印登録は可能?
今回は「登録できることはわかった。では、どんな字体で作るか」という話をしたいと思います。
カタカナは字体選びで、印象が大きく変わる
漢字に比べてカタカナは画数が少ないため、書体によっては印鑑としての存在感が出にくいことがあります。
パソコンフォントをそのまま使うと、その傾向はさらに強くなります。
そこで鈴印がご提案するのが、印相体とSK印相体です。
印相体/SK印相体という選択肢

カタカナの実印に適した書体として、鈴印では主に2つをご提案しています。
ひとつは印相体。
篆書の線を伸ばしてデザインする書体で、文字を複雑化することで印鑑らしい存在感を出すことができます。
カタカナ・ひらがなとの相性がよく、鈴印でも定番の選択肢です。
もうひとつが鈴印オリジナルのSK印相体。
すべての画を直線・直角で構成した書体で、曲線を一切使いません。
たとえば「ス」であれば、「久」に近いような角張った字形になります。
曲線がないことで刀の入りがシャープになり、彫り映えのする仕上がりになるのが特徴です。
どちらも印面にしっかり「はまる」字体です。
パソコンフォントのような、スカスカ・窮屈といった問題が起きません。
「読める」かどうかが登録の基準
印鑑登録の際、役所は印影と住民票の氏名を照合します。
印相体・SK印相体ともに、元の文字と照らし合わせて「読める」と判断されれば登録が可能です。
ただしこの基準は自治体によって異なる場合があります。
ご不安な場合は、事前に窓口へご確認いただくことをおすすめします。
カタカナの実印は、鈴印にご相談ください
外国籍の方の実印は、ルールが複雑な分、作る側にも知識が必要です。
鈴印では外国籍の方からのご注文も多くお受けしており、字体のご提案からお手伝いします。