今日、こんなお客様がいらっしゃいました。
大切なお子様のために印鑑を作りたい。
だからこそ即決せず、数件の印章店を回って、きちんと比較したいと考えられたそうです。
お伺いする限りですと、その検討の途中に来てくださったのが、鈴印でした。
「ここまで説明してくれるとは思わなかった」

店頭では、印材についての話を中心に、素材の中身の部分をお話ししました。
たとえば、水牛の虫食いはなぜ起きるのか。
印材の善し悪しは、どの部分をどう見ればいいのか。
なぜ同じ印材なのに、価格差が出るのか。
こういった話は、印材を選ぶ上で本当に重要なんですが、実際にはかなり省略されがちなようです。
理由を考えると、そもそも店員さんが知らないケースも多いのではないかと感じています。
量販店などでは専門知識を持たないパートさんが接客を行っていることも多く、
例えば30年後の経年変化などは、知るよしもありませんよね。
実は私自身、以前たまたま量販店で、本部から来た印章部門の方がパートさんに説明している場面を聞いたことがあります。
その際に出てきた言葉が、
「見本があるので、お客様に、材料と大きさと書体だけを選んでいただければ大丈夫です」
でした。
さらに今回は、いわゆる業界の事情というか、カタログや店頭では語られない話に近いところまで、包み隠さずお話しさせていただきました。
要するに、ブログに書けない数々の内緒話です♡
その数日後に、こちらのお客様がご注文に来店くださり、こうおっしゃいました。
「先に御社でお話を聞いて、しかも業界内輪ネタも教えていただきましたが、すべてその通りでしたw」
他店では「選択肢」だけだったそう
その前後に回られた他店では、説明はこうだったそうです。
「印材は現物のみです。彫刻方法は手彫りか機械彫りを選べます。」
いや、間違ってないんですけどね。
ただ、判断するための材料が、ほとんどなかった、と。
深く聞いても、「早くできます」くらいしか返ってこなかったそうです。
印影見本も置いてあったそうですが、こうも続きました。
「手彫りの方も、いかにも機械彫り的な文字で、不安になったんです。」
完成した印影を見て、驚かれた理由
鈴印でお作りした印鑑が完成し、印影を見た瞬間。
「ここまで違うのかと驚きました。とにかく自然なんです。
他店の印影見本は、どうにも手が入っている感じがしなかった」
これは、今回のお客様が数店を実際に回られたからこそ、見えてきた真贋だと思います。
素材の選び方。
文字の考え方。
彫りの特性。
その一つひとつを理解したうえで印影を見ると、違いははっきり見えるようになります。
気づけば、販売員さんより詳しくなっている
今回のお客様は、最後にこうおっしゃっていました。
「先に鈴印さんで情報を聞いてから回ったので、
おそらく販売員さんよりも詳しくなっちゃったんでしょうね」
親父がよく言っていた言葉で、
「お客様が判断できるように、全情報を提供するのが我々の使命」
というのがあります。
つまり、利点も欠点もすべてお伝えすることで、
ご自身で判断できるようになるまで話す。
私自身も、こうしてブログに書くために調べたりまとめたりしていますからね。
おかげさまで、ネタは尽きません。
もちろん全員にではありませんが、興味を持たれたお客様には、
ついつい話したくなってしまう性分♡
その結果、自然と印鑑に詳しくなってしまうんでしょうね。
そして、他のお店を訪れたときには、
さらに違いが分かるようになる。
おかげさまで多くの同業者の方にも読まれている鈴印ブログです。
印鑑について、もう一歩踏み込んで知りたい方は、ぜひご覧になってみてください。
そしてご来店いただければ、
さらに書けないあんな話やこんな話もお伝えできます。
↑たぶん、これが一番面白い♡