ちょうど1ヶ月前、小学生の女の子から「夏休みの課題でハンコを題材にするため色々教えていただきたい」的なご依頼を賜り、取材をしていただきました。
その時の様子はブログに書いてますので、ご覧ください。
そしてこの度・・・っていうか、もう夏休み終わってますね、、、汗
実は取材から、2週間あまりでまとめてられてたんです。
その内容をブログに掲載させていただくことにご快諾をいただきましたので、遅くなりましたがご紹介させていただきます。
小学生の夏休みの課題「苗字のルーツと印かんについて」が完成しました
事前にメールでお送りいただいたんですけど、その内容の奥深さに驚きまくっただけでなく、最後には自分の職業に対する責任とこれからを思いっきり決意させていただくほどでした。
私が余計なこと言う前に、一度ご覧いただきたいと思いますので、PDFを貼っておきます。
そもそもなんで印鑑について興味関心をもったのか?
こちらの資料は、そんな私の大きな疑問からはじまっています。
理由はご自身が珍しいお苗字であることから苗字に興味を持ち、また珍しいことでハンコがなかなか買えない、、、汗
そんな実体験がきっかけだそうです。
これ日本人独特なんじゃないですかね。
膨大な種類があることで、誰しも1つは苗字に関する物語を持ってるんじゃないでしょうか?
ちなみに私の場合は、どこにでもいる苗字なんで、学校とかで重複するから苗字で呼ばれないとか、銀行とか病院とかで呼ばれると必ず3人立って内2人は恥ずかしい思いをして座るとか、zoomだとどの鈴木を呼ばれてるのかわからないとか、まあ色々出てきますわ。
でも逆にハンコはどこでも買えます。
・・・買いませんけど♡
合理化が正義みたいな風潮になってますけど、それなら番号が一番です。
でも苗字や名前をなくして番号にしちゃったら、自分のルーツに興味を持つことがなくなりそうな気もします。
また自分の子供につけた名前、意図するしないに関わらず、みんななんとなくその文字のような性格になっていたりもします。
不思議ですよね。
記号じゃなくて漢字だから個性がある。
だから自分を知りたくなる。
心の豊かさって、そんなちょっとしたきっかけを疑問に思って調べていくことで高まっていくんじゃないのかな?
勝手ながら今回お話をしていて、そんなことを思いました。
苗字の読み方の違いやランキングも「ヘ〜」って感じ。
昔、東海林先輩と東海林先生がいたんですけど、とうかいりん先輩としょうじ先生で、覚えられないんでどっちも「ひがし」呼ばわりしていたんですけど、その後「そのまんま東」さんが登場したときに、「そのまんま」でよかったんだ♡と、色々な謎が解けました。
東海林さんごめんなさい。
そして資料の内容は、印鑑レス社会にまで踏み込んでくれています。
これからの未来を担っていただく小学生が、印鑑について調べてどう思ったのか?
私たち印鑑に携わる職業の人間でなくても、気になるところかと思います。
その内容はぜひ、本文をご覧いただけたらと思います。
最後に
私自身この内容をさらに広げれば、大学の卒論に使える内容じゃないかと思うほどです。
ちなみに私は大学でゼミに入っていなかったので、卒論書いていませんけど♡
資料をご覧いただくとわかるんですが、1枚1枚レイアウト考えて写真を切って貼って、鉛筆で下書きしてその上から清書されてるんですよ。
このプロセスを想像するだけで、グッとくるものがあります。
だって大変だもん。
今ではこういう資料って、Illustratorとか使って作っていくと思うんですけど、結局原点は手作業なんですよね。
手で作った「温もり」は、デジタルでは表現できません。
小学生が一生懸命考えて、調べて、全て手作りで完成させてくれた。
だから心を打つんですよ。
まあこれ、自分で作れと言われても無理です。
凄いです。
そして最後に嬉しいサプライズをいただきました。
冒頭の写真で掲載したファイルを、プレゼントしてくれました。
今では自分のデスクの一番近いところに大切に保管しています。
私にとっても貴重な機会と、今後自分の進む方向に迷ったときに取り出したい宝物をいただきました。
どうもありがとうございました。
また遊びにきてね♡