意外に知らないハンコの知識。
知ってるだけで得する内容から、知らないと損する話。はたまた知らないと恥ずかしい話まで様々です。
そんな中今回は、知らないと怒られる話。
これ本当に怒られますから、知らなかった人はこの機会にぜひ。
親展は、宛名の人に開封してもらいたい意図があります
日々多くの郵便物が届く中で、こんなスタンプを押してあったり、印刷されているのを見かけると思います。
そいの文字の印象から、親しみをこめて送ってます的な意味だと思ってたりしませんよね?
親しみを展開する的な。
だとしたら完全に間違えているんで、ご注意くださいね。
正しくはこういう意味です。
親展(しんてん)(英語: confidential letter; private)とは、封書において、宛名となっている本人が自分で封を切って読んでほしいという意味、またはそのような扱いのことである。
Wikipediaより
極秘文書まではいかないにしても、宛名の人以外に見られたくない内容の場合に印しておくのがこの親展。
例えばその人のプライバシーに関わる内容だと、他人には知られたくないですよね?
例えば身体情報だったり、記憶にあるのはクレジットカードが送られてくる際とかですね。
そのために気を遣って、先に送り主の方が印してくれているんです。
ちなみに「親」=「自ら」。「展」=「開いて読む」の意味。
親展スタンプの位置と色
いわゆる外脇付と呼ばれる「親展」
印刷の場合はすでに刷られてるからいいとして、ハンコの場合は一体どこに何色で押してたらいいの?
結論から言いますと、特に決まりはないようですね。
だから目立つ場所と色が最適なんじゃないでしょうか?
ちなみにネット等では外脇付だから縦書きの場合左上、横書きの場合は左下なんてありますけど、結構見落としちゃうんですよね。
だから私個人的には位置は写真のように、左上がベストだと思っています。
またスタンプ台の色に関しても正式な決まりってないんですけど、ざっくりこんな使い分けになるかと思われます。
黒=冠婚葬祭
青=ちょっと重要
赤=すごく重要
なのでやっぱり色は、赤がオススメですね。
親展物語
なんとなく親展の使い方が分かってきましたかね?
ではここで、実際に怒られてしまった事例を1つご紹介しましょう。
会社の規模が大きいと、それぞれに役割分担が違います。
会社に届く多くの郵便物はほとんどが社長宛。
だけど実際にそれを社長が全部開封してるのなんて、零細企業くらいなモンです。
ちなみに鈴印の場合は・・・全部ワタクシが開封責任者♡
話は逸れましたが、多くの企業では封書って請求書とかが多いですから、経理の方が担当なんですかね?
まあ世の中の社長さんなんていちいち開封しててアレコレ指示なんてしませんからね、どんな封書でもとりあえず経理の方が見て必要なモノだけ社長へ。
そしていつものように開封するとその中身は・・・全社員の給与明細!
「うわ!あいつこんなにもらってたんかよ!」
ま、ワタクシがこの立場だったら確実にスキャンします♡
話はまた逸れましたが、多くの会社さんで全員のお給料の額を公開しているトコって少ないのでは?
そのため、やべっ!って思いながら恐る恐る社長に手渡しに。
ってお互いにものすごく微妙な空気が流れましたとさ。
最後に
郵送される書類には、様々な意図が隠されています。
だから正しい知識がないと、下手すると大きなトラブルになりかねません。
送った人はそれなりの意図を持って送ってますから、開封する人もそれを理解しないと問題になっちゃいますからね。
そして送る際もマナーとして、また自分の身を守る意味でも1つポンと押しておくと安心ですね。
思わぬトバッチリを食わないように♡
必要に応じてこの辺を。
ちなみにどうせならこんな風にオシャレな方がいいよね?
って場合は、鈴印の得意技。
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