兄弟が3人いると、どうしても誰かにリソースが集中します。
我が家の場合、休日はワタクシが子供たちと出かけるため、親は1人です。
1人でできることには限りがあります。
兄に合わせれば下はついてこれないし、下に合わせれば上は物足りない。
ですが、兄はどんどん新しいことができるようになるため、付き添っているワタクシも楽しくてついついそっちを優先しがち。
そんなこんなで気がつけば、三男は自転車に乗れずの状態になっていました。
そしてある日のこと、あまり多くを要求しない三男が一言。
本当申し訳なく思い、他を全て後回しにし、全てのリソースを三男に集中させることにしました。
これまでの経緯
もしかして同じようなことを考えている親御さんもいるかもしれませんので、これまでワタクシが3人付き添ってきた自転車の流れをお伝えしておきます。
最近はストライダーから自転車が一般的
ワタクシたちが小さい頃って、まず補助輪付きの自転車に乗って、慣れてくると補助輪を外し、親に後ろのキャリアを支えてもらいながら練習しませんでした?
でも最近はストライダーなる乗り物が現れ、それで二輪に慣れて、そのまま自転車に乗る流れだそうです。
つまり補助輪つきを経由しない。
ちなみにウチも長男と次男はこの方式でした。
三男は大きくてストライダーに乗れなかった
ここで冒頭の反省になるのですが、兄たちと一緒に出かけるのに、三男は自走の練習ではなく、ママチャリの後ろに乗せるケースが多かったんです。
そのうち気がつけば大きくなって、ストライダーのサイズを超えていました^^;
サイズが合わない小さい乗り物じゃ練習にならず、ストライダー作戦が通用しなくなってしまいました。
対策
いつもお世話になっているセオサイクルさんに相談に行くと、自転車の場合3つの方向性を示してくれました。
- 補助輪付でペダルを漕ぐ練習
- 補助輪もペダルも外してストライダー的にバランスを取る練習
- ペダルだけをつけて練習
つまり補助輪付で練習し、慣れたら次に補助輪もペダルも外して練習。
お子さんによっては2を経由しなくても、ワタクシたちの子供の頃のようにそのまま乗れちゃうケースも多いそうです。
そして三男はここ最近ひたすら2の練習を繰り返していました。
ペダルだけを付けての練習
先週末はペダルを外しての練習が終わったあと三男が宣言。
もっと前から乗れそうな雰囲気は醸し出していたのですが、本人から言い出すまで強要しないでおこうと考えていました。
なのでこの言葉が聞けただけでもう嬉しいわけですよ、親としては。
ついにこの時が来たかって。
いよいよ迎えた当日。
もちろん最初は戸惑います。
今までなかったペダルがついてますし、前はついていた補助輪がないから当然です。
で、今更なんですけど、自転車ってどうやって乗っているのかワタクシも考えるわけです。
- 片方の足で支える
- もう片方の足で、ペダルを踏んで加速する
- 支えていた足を急いでペダルに乗せて、2回目の踏み込みをする
そしてこの3が大きなポイントになることがわかりました。
だから昔は親がキャリアを抑えてくれた理由も理解できました。
でもこの自転車はキャリアがない^^;
そのためワタクシは、ハンドルの両サイドを抑えて、両足がペダルの乗るまでを補助。
これを数回重ねたら感覚を掴んだんでしょうね。
この自力で始めた乗った瞬間はもう感動ですよね。
動画撮れてよかった!
そのあとはすっかりワタクシのものではなくなった先週買ったキックボードを見事に操る次男を追いかけるようについていきます。
気がつけばあっという間に1周3キロ走破。
走っている途中、そして走り切った後の三男の笑顔は最高でした。
ワタクシもたくさんのエネルギーをもらいました。
よく頑張った!
おめでとう!
最後に
汗びっしょりかいた後ろ姿は、どことなく自信に満ち溢れているように感じました。
普段は寝ちゃう帰りの車中も、乗れた興奮が冷めならないのか、この日はずっと起きたまま。
そして家に帰るなり開口一番・・・
きっとこれを伝えたくて起きてたんでしょうね。
ワタクシ的にも最高の父の日のプレゼントになりました。
そしてまだ少し余韻に浸っています。
頑張ってくれてどうもありがとう!
今度はみんなで一緒に自転車で出かけようね。