鈴印代表鈴木延之はこの度『グッドスキルマーク』の認定をいただきました。
「何・・・それ?」
多分現時点であまり知名度も高くないと思われますので、ご紹介したいと思います。
2019年7月19日に書いたブログですが、2020年2月6日にリライトしました。
グッドスキルマークは、一級技能士が製作した証
画像はグッドスキルマーク公式サイトより引用
まずはグッドスキルマークについてご紹介しますと、厚生労働省が認定した
1.技能検定職種による技能と関係のある技能を駆使した製品等であること。
2.一級技能士等が製品等の完成までの全工程において一貫して関与し、技能を駆使した製品等であること。※ 製品等の全工程のうち、一級技能士等が関与していない部分が一部あっても、その部分を一級技能士等に相当する者が関与している場合に限り、一級技能士等が製品等の完成までの全工程において一貫して関与した製品等であると認める場合があります。
※ 工業製品等またはそれに相当するとみなされる場合は対象としません。
を証明するマーク(しるし)のこと。
簡単に言うなら、グッドスキルマークは、一級技能士が手がけている製品のみに記載できるマークってことになります。
具体的に私たち印章業に当てはめるなら、「〇〇先生が彫った」とか「全て手彫りです」ってうたっていても
〇〇先生は凄いのか?本当に〇〇先生が彫ったのか?そもそも本当に手彫りなのか?
などの疑問はなかなか拭えません。
それに対してこのグッドスキルマークを製品に表示することによって、「この印章は、一級技能士の鈴木延之が彫った」の印(しるし)になります。
これを明示するするメリットって「間違いない製品」とお客様が認識できるだけじゃなくて、作り手側としても気合が入る点。
だって「これが?」なんて思われたくないですからね、しかも自分の名前が前面に出ますから全てにおいて妥協ができません。
つまり買い手側にも、また売り手側にもメリットがある、優れた称号なんです。
いわゆるブランディングですね。
グッドスキルマークに関してさらに詳しくは公式サイトをご覧ください。
グッドスキルマークのリーフレットをいただきました
グッドスキルマークの窓口は都道府県の技能振興センターになり、私も過去に技能グランプリに出場する際にお世話になりました。
そんな関係からか?わざわざ店頭にまで今回製作されたグッドスキルマークのリーフレットをお届けいただきました。
でもきっと多分、それより大きな喜ばしい出来事があったからに違いありません。
それっていうのが、今回認定された全国77件の内抜粋された6件の中になんと・・・鈴印が入ってる♡
自慢♡
聞くところによりますと、栃木県内だけでも約50を超える組合や技能士会に配られるそうですので、みなさんのお手元にも届くかもしれません。
鈴印では手書きの判下にステッカーを貼付し、説明用リーフレットをお渡ししています
このグッドスキルマークのちょっと悩む部分が、どう表現するか?
つまり表示をどうするかは製品ごとに特性が違うため、こちら側に任されているんですね。
鈴印でもいろいろ考えましたけど、結果汎用性の高いステッカーを採用。
そして印章製作において最も肝であると考える、「印稿(いんこう)」つまり最初の設計図に貼付しています。
もちろんステッカーがあるだけで「おー!」ってなるほど認知度が高いわけではありませんので、説明用のリーフレットを作りお渡ししています。
開始してから半年ほど経ちますが、店頭においても「優れた彫刻師さんに彫っていただいた満足感があります」などと、非常にご好評をいただいてます。
最後に
これまで例えばグッドデザイン賞のような、良さが伝わるマーク。それも職人さんが作った製品の良さが、パッと見てお客様に伝わるマークってなかったと思うんです。
そういった意味ではグッドスキルマークは、厚生労働省が太鼓判を押してくれる非常に価値のあるマークです。
申請自体も難しいものではありませんし、表示方法は自由です。
なので印章業だけでなく、全国の一級技能士のみなさんは、ぜひ取っておくだけの価値があります。
多くの一流の方々にご活用いただいて「グッドスキルマークのお店」がグッドデザイン賞のようになったら、日本のものづくり文化もさらに豊かになるような気がしませんか?