実印があなたのブランディングになる理由

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実印が大きな契約の際に必要とされる印章であることは、よくご存知だと思います。
だからその価値を知る人、つまり大きな契約事を多く行う人は、実印を本当に大切にします。
ではなぜ、それらの方々は実印を大切にされるのか?

実印があなた自身のブランドを作る=ブランディングになることを知っているからです。

ここでは実際にそれらの方から教えていただいた考えをもとに、実印がどうしてあなたのブランディングになるのかを説明してきます。

 

ブランディングは、相手にとって自分の価値を高めていく行為

日々の生活の中でご自身の「実印」や「ブランド」を改めて意識する機会は少ないかもしれませんが、人は誰しも自分をブランディングして暮らしています。
ではまず、ブランディングの意味から見ていきましょう。

ブランディングbranding)とは、顧客の視点から発想し、ブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく企業と組織のマーケティング戦略のひとつ。ブランドとして認知されていないものをブランドへと育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し活性・維持管理していくこと。またその手法。 ここでいうブランドとは高級品に限らずその対象も多岐にわたる。商品サービス、それらを供給する企業団体、また人物建築物史跡地域 ・祭事等々、営利・非営利、有形無形を問わずあらゆるものが対象となる。

Wikipediaより

つまり、相手にとって自分の価値を高めていく行為がブランディングなわけですね。

これを個人として考えると、赤ちゃんが産まれてから親が行うすべては「ブランドとして認知されていないものをブランドへと育て上げる」ことに他なりません。
つまり親として、他者から見て価値が高い人になってもらえるよう願いを込めて育てるわけで、それらは全てブランディングにつながっています。
だから時には厳しく、時には優しく、これまで受け継がれてきた考えを子供に伝えているわけです。

その教えの1つが「実印」なんです。

 

実印があなたのブランディングになる理由

まず前提として、実印は契約の際に相手から求められて捺すものですが、その裏にはあまり表に出ない別の意味合いも含まれています。
それが信用です。

これは逆の立場になって考えてみるとよくわかると思います。
実印が必要なときは、100万円を越える高額の取引のときです。
契約書を交わし実印を捺すという行為は、一方的な契約破棄を防ぐためでもあるんです。
つまり約束した後に、「やっぱりキャンセルで」と言われない証拠に実印を捺します。
その契約書に捺印されるのが、簡単な三文判の場合と、フルネーム入ったしっかりした実印の場合とで、どちらが相手の意思を信用できるでしょうか?
だから敢えて言葉には出しませんが、契約の際に相手の人は、あなたの実印を見ています。

また過去には銀行で借入の際に実印が三文判の場合、担保を多くとるような風潮もあったそうです。
国内最大手自動車メーカーのハイブランド車を購入されるお客様は、しっかりした実印を持っている割合が非常に多いことも、過去のインタビューでわかりました。

つまり実印で値踏みをされるのが、日本においての契約の背景でもあるんです。
だから「私は信用に値する人物である」。
つまり相手にとって自分を高めていく行為の1つが、しっかりした実印を捺すということになっています。

その前提で、もう少しブランディングについて深掘りしてみたいと思います。

 

ブランディングには、これからとこれまでがある

冒頭でも書きましたが、その人のライフスタイルはすべて「他者からの認識(ブランディング)」に基づいています。
自分で意識するブランディングとしては、身につける服だったり小物だったり、車だったり、住んでいる家だったりなどでしょうか。
自分の理想に向けてやりくりし、ライフスタイルを構築していく、なりたい自分になるブランディングです。

一方これまで培ってきたブランディングもあります。
学歴や地位、また受けてきた教育による背景などです。
実印の価値を認識するのは、これまでの教育や背景に依ることがわかってきました。
また実印を自分で作るパターンと、親から子へ贈られるパターンとでは、後者が圧倒的に多いです。
なぜなら実印を贈ることはその子のブランディングにつながると、意識無意識に関わらず、考えている方が多いからなんでしょう。
つまり将来のブランディングのために、親から子へ継承していくのが実印、と考える方が贈られているのです。

 

実印の価値は、尊敬する方から教わることが多い

ではご自身で作る場合は、どのような理由からでしょうか?
これはもう間違いない事ですが、しっかりした実印を作られる方の共通点はずばり「自分の親や、会社の上司などの尊敬する方に言われて」です。
中には「実印がこれで恥ずかった」なんて経験則をもとにしている方もいますが、そもそも前提には誰かに言われた背景がありますからね。

また実印を大切にされる方は、社会的地位が高い方だったり高収入の方が多いです。
ある程度の地位に立ち、捺印で恥をかかないよう、間違えて実印を押して大変な事にならないよう、事前に言い伝えられているのも特徴です。
つまりしっかりした実印を持っている方の共通点は、背後にしっかりした考え方をされている方がいる事になります。
ここで言う「しっかり」は「ブランディング」と捉えても差し支えありません。

 

実印は、あなたのブランドを一番的確に表すもの

ブランディングの特徴として、見せびらかすものと、奥ゆかしいものがあります。
よく急に身なりが派手になると成金なんて言われちゃいますが、逆に本当のお金持ちはひっそりと良いものを持つとも言われます。
良い実印を選ばれる方は後者が多いです。
これが実印の大きな特徴の1つでもあります。

実印ってそもそも見せびらかすものではありません。
なのに良いものを所有するメリットは、前述したように信用です。
人生の中で特に重要な場面で求められるのが実印で、背景には信用があります。
本当に力のある人って、これ見よがしに自分を誇示する必要はありません。
いざというときに、ひっそりと自分の力が伝わればいいからです。
大きな契約の際に自分を多く知ってもらうことは難しいですけど、ちょっとした所作などで背景や生い立ちは醸し出されます。
そこで得る信用は何物にも変え難いことを、その方々は知っているのです。

いわゆるブランド品を所有することに価値があるのは、言い方を変えればそのブランドに依存することでもあります。
一方、自身のブランドは、他のブランドを身につけても高まることはなく、逆に妬まれるだけですよね。
ブランドを形成するのに時間がかかるのは企業だけではありません。
あなたが長年培ってきた信用が積み重なって作られていきます。
その積み重ねが、実印という1本に宿っています。

 

最後に

ブランドの語源をご存じでしょうか?
ブランド=焼印
です。

元々ブランドとは「焼印をつけること」を意味する brander というノルウェーの古ノルド語から派生したものといわれ、古くから放牧している家畜に自らの所有物であることを示すために自製の焼印を押していました。
現在でも brand という言葉には、商品や家畜に押す「焼印」という意味があり、そこから派生して「識別するためのしるし」という意味を持つようになっています。

他と識別するのがブランドで、他にとって自分の価値を高めていくことがブランディング。
日本語に置き換えると区別と差別となりますでしょうか。

いずれにしても印とブランドは切っても切れない関係であることがわかります。

機能面だけでいえば、三文判でも事足ります。
なのに実印を大切に考え、しっかりしたものを作る理由はご自身のブランディングのためです。
人生の中で登場する回数は少ないかもしれませんが、人生を左右する大切な場面で登場するのが実印です。
その瞬間のブランディングは、何よりも大切なお金では買えないあなたの信用に他なりません。

 

鈴印

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜 鈴木延之 代表取締役:株式会社鈴印 1974年生まれ。 A型Rh(+) 1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。 ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・ だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡ 一級印章彫刻技能士 宇都宮印章業組合 組合長 栃木県印章業組合連合会 会長 公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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1974年生まれ。 A型Rh(+) 1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、はんこ(印章)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。 ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・ だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

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