少し遅くなりましたが、今年成人を迎えたみなさまおめでとうございます!
よく「成人になると大人の仲間入り」なんて事を言われますね。
ま、お酒が飲めたり(堂々と)
あとは、タバコが吸えたり(堂々と、今の世間的には形見が狭いですけど♡)
どっちみち、たいした魅力じゃない事は間違いないんですけどね!
と、まあ成人になると何ができる、って部分にクローズアップされがちなんですが
実は密かに大きな責任も発生してるのです。
それは・・・
実印があれば、親の承諾なくして連帯保証人になる事ができるんです。
それまでは万が一連帯保証人の話がきても、後見人である親御さんの承認なくしては保証人になる事はできません。
※例外はありますが
それが成人になりますと、ご自身の意思で保証人になる事ができます。
言い換えると、保証人にされてしまう可能性が出てくるって事なんです。
これってとっても怖い事なんです。
みなさんは違うかもしれませんが、私は今思えば20歳位の頃はただ強気なだけの社会の怖さが分からない頃でした。
そこでは営業と言う名の下、あなたの財産を虎視眈々と狙っている人々もいます。
「大丈夫!ここにハンコ押すだけでいいんだから」
当時はそんな営業、理屈で全て倒す!なんて意気込んでましたけどね、相手は海千山千のその道のプロですからね。
結局勝てる訳もなく、必要ない契約をさせられて「高い勉強代を払った」なんて自分に言い訳していたモンです。
それがね、ちょっとした契約ならまだいいんですよ。
それがもし「連帯保証人」だったら、もうほぼ絶望ですよ!
取り返しがつきません。
一度連帯保証人の書類に実印を押してしまったら
どんなに信頼していた友人でも、その数日後には連絡がとれなくなります。
そしてその後は、自分には身に覚えのないその方の借金を一生掛かって返済する事になります。
自分は大丈夫!
そう思うかもしれません。
私もそう思ってました。
でも仕事柄、多くのお客様から実際連帯保証人になってしまったお話も伺います。
「小さい頃からずっと親友だと思ったあいつが、それこそ必死の形相で頼まれたら断れないんだよ」
みなさん口を揃えてそうおっしゃいます。
私にも親友がおります。
そいつに必死に頭下げて頼まれたら、もしかすると悩んでしまうかもしれません。
でもハンコは押しちゃダメなんです!
あなたと親友はどんなに信頼関係であってもそれぞれ独立した世帯、つまりは他人です。
あなたの身内は誰ですか?
もちろん家族です。
あなたという人間の責任が及ぶのは家族です。
つまりあなたが連帯保証人になってしまうと、あなたの大切な家族に迷惑が掛かります。
もしかすると今後あなたと家族になるであろう方々にも迷惑が掛かります。
だからハンコは押しちゃダメなんです!
でも断るのには勇気がいりますよね?
そんな迷った時は即決せず、ぜひ家族に相談して下さい。
普段、悩み事を相談するのは家族ではなく、友人だと思います。
でもハンコを押すのに迷った時だけは、家族に相談して下さい。
なぜならその家族と責任を共有するからなんです。
キーワードは1つ
「ここにハンコを押して下さい」
迷ったらご家族にご相談して下さい。
あなたの事が世界の誰よりも大切なご家族は、間違いなくあなたの味方ですから。