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良い材料は見えないトコロまで一味違います

2015.08.22
IVORY

一口に「ハンコの材料」って言っても、ものすごい種類があります。

そしてその中から鈴印ブランドにふさわしい材料を、1本1本慎重に調べて取り扱っております。

そして一口に「象牙」って言っても、これまた実は凄い種類があるんです。

凄い種類っていうのはわかりやすく言うとランクですね。

実は象牙の品質ってものすごく差があるんです。

その象牙の品質の見分け方は過去のブログをどうぞ。

ちなみに鈴印での取り扱い象牙は、膨大な種類の中からトップ1・2・3・4・5と、最高級品のみ取り扱っております。

でね、これはあまり知られていないと思うんですが・・・

 

良い材料は見えないトコロまで一味違います

何が違うって言いますとね、こちら・・・

納品の箱象牙納品

納品の際の箱が違います。

しっかりした箱にスポンジが入り、材料には1本1本フィルムが巻かれて送ってもらいます。

これは大切な材料に傷がつかないように、丁寧に送っていただける証。

ちなみに安い材料は簡単な箱にむき出しのまま送られますし、もっと安いのは輪ゴムで止めて袋に入れて送られるそうです。

でね、この箱の中のスポンジが密かに凄いんです。

その箱の凄さを知るにはまず、材料のカタチのお話から。

ハンコの材料は筒のように上下左右同じじゃありません。

このように

材料のカタチ

彫る側は平らで、持つ側は丸いんです。

これにはちゃんと理由があって、彫る側が平らじゃないと押した時綺麗に写りませんし、また逆に持つ側が平らだと角が手に当たって押す時痛いです。

なので上下非対称になってるんですね。

でね、改めてその箱の中身を見ますと

象牙の箱の中身

分かります?

その材料のカタチに切り抜かれているんですよ!

これは運搬の際に、少しも材料が動かないように配慮された証です。

中でガタガタしたら、その分傷をつけるリスクが高まりますからね。

まとめ

やはり良いものは1から10まで全部違います。

昔車を見にディーラーさんにお邪魔した時、こんなお話をされました。

「やはり100万円の車と1000万円の車は、すべてが違います。間違っても、ここは100万円の方が1000万円のより高い部品が付いてるってコトはないんです。それが商品のグレードですから。」

なんか妙に納得しましたね(笑)

今ではワタクシはこんな風に解釈しています。

良いモノは、良いモノが欲しい方が満足できるよう企業が努力した商品。安いモノは、安いモノが欲しい方が満足できるよう企業が努力した商品。

つまりどっちも頑張ってるんですよ。

良いモノを提供する努力、価格をなんとかして抑える努力。

まあどっちも大変な世の中ですからね。

あとは自社がどっちを選ぶかだけ。

ただ実は、その選択が一番難しかったりもするんですが・・・

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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