一口に「ハンコの材料」って言っても、ものすごい種類があります。
そしてその中から鈴印ブランドにふさわしい材料を、1本1本慎重に調べて取り扱っております。
そして一口に「象牙」って言っても、これまた実は凄い種類があるんです。
凄い種類っていうのはわかりやすく言うとランクですね。
実は象牙の品質ってものすごく差があるんです。
その象牙の品質の見分け方は過去のブログをどうぞ。
ちなみに鈴印での取り扱い象牙は、膨大な種類の中からトップ1・2・3・4・5と、最高級品のみ取り扱っております。
でね、これはあまり知られていないと思うんですが・・・
良い材料は見えないトコロまで一味違います
何が違うって言いますとね、こちら・・・
納品の際の箱が違います。
しっかりした箱にスポンジが入り、材料には1本1本フィルムが巻かれて送ってもらいます。
これは大切な材料に傷がつかないように、丁寧に送っていただける証。
ちなみに安い材料は簡単な箱にむき出しのまま送られますし、もっと安いのは輪ゴムで止めて袋に入れて送られるそうです。
でね、この箱の中のスポンジが密かに凄いんです。
その箱の凄さを知るにはまず、材料のカタチのお話から。
ハンコの材料は筒のように上下左右同じじゃありません。
このように
彫る側は平らで、持つ側は丸いんです。
これにはちゃんと理由があって、彫る側が平らじゃないと押した時綺麗に写りませんし、また逆に持つ側が平らだと角が手に当たって押す時痛いです。
なので上下非対称になってるんですね。
でね、改めてその箱の中身を見ますと
分かります?
その材料のカタチに切り抜かれているんですよ!
これは運搬の際に、少しも材料が動かないように配慮された証です。
中でガタガタしたら、その分傷をつけるリスクが高まりますからね。
まとめ
やはり良いものは1から10まで全部違います。
昔車を見にディーラーさんにお邪魔した時、こんなお話をされました。
「やはり100万円の車と1000万円の車は、すべてが違います。間違っても、ここは100万円の方が1000万円のより高い部品が付いてるってコトはないんです。それが商品のグレードですから。」
なんか妙に納得しましたね(笑)
今ではワタクシはこんな風に解釈しています。
良いモノは、良いモノが欲しい方が満足できるよう企業が努力した商品。安いモノは、安いモノが欲しい方が満足できるよう企業が努力した商品。
つまりどっちも頑張ってるんですよ。
良いモノを提供する努力、価格をなんとかして抑える努力。
まあどっちも大変な世の中ですからね。
あとは自社がどっちを選ぶかだけ。
ただ実は、その選択が一番難しかったりもするんですが・・・