こちらもよくあるお問い合わせの1つです。
使わなくなったハンコを、新たに彫ってもらえますか?
もちろん大丈夫です。
っていうか、むしろこれまで大切にご使用されていたハンコなら、なおさら彫り直して使い続けることをお勧めしています。
その辺の理由は後日述べさせていただくとして、今回は彫り直しができる材料とできない材料があるので、そちらをご紹介したいと思います。
まずはこちら
彫り直しができるハンコ
以下に列挙致しますのでご参考に
まず・・・
象牙はカルシウムなので、彫り直しが可能です。
次に・・・
水牛はタンパク質なので、大丈夫。
それから・・・
水晶は石なので、大丈夫。
はたまた・・・
虎目石も石なので、大丈夫です。
※ただし、材料のキメが極端に荒い等で極端に品質が劣る場合、彫刻の際にヒビが入る恐れから、お断りする場合もございます。
彫り直しができないハンコ
柘植などの木材
理由としまして、木材は朱肉の油が染み込む特性があります。
つまり押す度に朱肉の油が染み込み、材料を柔らかくしてしまうんです。
そのため彫り直すにも柔らかくて、刃物がズブズブとめり込んでしまい彫れないんですね。
それから
三文判はプラスチック。
そもそも購入した際の価格を考えても、手彫りで彫り直すのは考えにくいってのもありますけどね
まとめ
私たちが彫り直せるかどうかを判断する際、上記にも書いたように「朱肉の油で傷みやすいかどうか」で判断します。
朱肉の油って、朱の色を定着させるために想像以上にハンコに対して強い影響があります。
なので油の影響を受けないハンコは彫り直しができるんですね。
いずれにしても、一目でそのハンコが油に強いかどうかのご判断は難しいと思いますので、迷った際は一度店頭までお持ち下さい。
しっかり拝見した上で、最適な方法をアドバイスさせていただきます。
ちなみに象牙っぽいプラスチックや水牛っぽいプラスチックもあるんです。
ワタクシもいよいよ迷った時は、最後の奥の手・・・
秘奥義・・・
ちょっとだけ彫る♡
全てが分かります