葬儀で香典を用意する際に、名前をペンや黒字ではなく「薄墨」で書くことは、一般的なマナーとして知られています。
私自身はいつも手書きで対応していますが、これがなかなか大変なんですよね。
本当は自分の手書き文字でゴム印を作っておけば済む話なんですが……医者の不養生ってやつでしょうか。
特に葬儀は突然のことが多いもの。
だからこそ、事前に準備しておくと安心です。
※この記事は2017年7月13日に公開し、2022年2月5日、2025年6月24日ににリライトしました。
御霊前の宛名には薄墨スタンプ台がもはや常識です

スタンプ台はできれば何個も持ちたくない。
慶事・弔事の両方に使えるなら、ありがたいですよね。
そんな願いを叶えてくれるのが「慶弔用スタンプパッド」です。
さっそく中を見てみましょう。
慶弔用スタンプパッドには、濃い色と薄い色の2種類が内蔵

蓋を開けると、手前が慶事用(結婚式など)、奥が弔事用の薄墨になっています。
薄墨の意味には、「悲しみで涙で滲む」や「突然の訃報で墨を擦る時間がない」といった由来があるようです。
また「御霊前」と「御仏前」でも使い分けが異なることをご存じでしょうか。
御霊前は「前もって準備ができない」から薄墨
御仏前は「前もって準備ができる」から濃墨
実際の濃さの違いについては、下記の動画で比較しています。
写真でも違いをご確認いただけます。

鈴印でもお取り扱いしていますが、Amazonでもご購入いただけます。
ゴム印も必要です

スタンプ台を使うには、当然ゴム印も必要になります。
画像はPCフォントを使って作成したものですが、なかなか良い雰囲気でしょう?
安価なゴム印では文字の美しさに物足りなさを感じることも多いですが、鈴印の製品は文字にこだわる方にも好評です。
さらにこだわりたい方は、鈴印の手書き文字で、あるいはご自身の手書き文字をそのままゴム印にすることも可能です。
専用ページはまだ整っていませんので、ご希望の方は以下をコピペして、こちらからご連絡ください。
【署名ゴム印】
PCフォント(税別)2,800円
【署名ゴム印】
鈴印の書き文字(税別)10,000円
【署名ゴム印】
ご自身の書き文字(価格は入稿データによって異なります)
詳細はこちらから
最後に
慶弔用のスタンプ台は、実は様々なメーカーから販売されていますが、やはり元祖でもあるサンビー製が一番信頼できて使いやすいと感じています。
慶事や弔事は、いただく側にとっては多くの人から集まるもの。
つまりマナーや形式が「見比べられる」機会でもあるのです。
あなた自身のブランディングのためにも、ぜひ一つご用意されてはいかがでしょうか。
備えあれば憂いなし。