ただ今練り朱肉について猛烈体験中
これまでも鈴印ブログでは朱肉について色々書いてきました。
その中では、比較的みなさんに馴染みのあるスポンジ朱肉に焦点を当てたモノが多かったんです。
まあ実際に、スポンジ朱肉の比較を書いたサイトもあまり見かけませんでしたので。
そんな中次は練り朱肉です。
ただこれが実はなかなか難しい。
なぜなら私たち印を彫る職人が使いやすい朱肉と、一般的にみなさんが使いやすい朱肉は多分違うんです。
ちなみに私たちが求める朱肉は、色が濃く重みがあり、かつ文字の線の切れ味がより分かりやすい、ちょっと扱いが難しい朱肉。
逆に簡単に濃く綺麗な発色が出せる使いやすい朱肉ですと、朱肉が重くて鮮明さに欠けるんですね。
文章にすると一体何が違うの?って感じですが、その辺りをきちんと分かりやすく説明するために、現在色々お試し中ってワケ。
なんて言うか、今までは自分たちの使いやすい朱肉と一般的に使いやすい朱肉は違うから、どっちをオススメしたらいいのかな?って思ってたんですけど、先日のイベントで「大切なのは使う人が使いやすい朱肉」だと思ったんです。
やっぱ扱いが面倒だと、結局使わなくなっちゃいますし、それよりも簡単に綺麗に押せたら「うわー、綺麗!」ってなるワケですよ。
だったら「うわー、綺麗!」を目指したいなと。
練り朱肉の比較ポイント
- 軽く鮮明に押せる
- 発色の良さ
- 乾きの速さ
- 色の経年劣化
- 見た目の良さ
その辺りに絞って色々試用してますが、これが実はメーカーによって驚くほど違うんです。
だから絞るためには実際に自分たちでしばらく使ってみる必要があります。
実際にレーダーチャートも作って落とし込んでいます。
そして出てきた結論を元に、鈴印オススメの練り朱肉ってまとめたいと思います。
さてさて一体どんな結果になることやら
最後に
とはいえ、現時点でイチオシはほぼ確定。
あとは起こり得る問題点をいかに簡単に解決できるか?を日々実験中。
そのために現在店頭からスポンジ朱肉を一掃して、捺印は全て練り朱肉に切り替えています。
これは実際にお客様の前で、例えば領収書などに捺印などのごまかしの効かない捺印を目の前でしている自分たちの特権。
その瞬間的な判断が実は一番重要だったりしますからね。
どれほど素晴らしい印章も、素晴らしい朱肉があってこそ力を発揮します。
鈴印のスローガンは「印鑑を通してお客様の価値を高めたい」ですから。
お客様の価値が高まる朱肉を、近いうちにご紹介したいと思います。
結果を乞うご期待!