気持ちだけはいつも忙しい鈴印 鈴木延之です?唐突ですけど
みなさん「毛筋判(けすじばん)」って知ってます?
ま、ご存知ないと思うんですよ
だって家の親父の造語ですから!
でも実際あったお話なんです。
昔ある大きな会社さんがございました。
そこの社長さんはやはりとってもハンコを大切にされた方だったんですね。
でも会社が大きいがゆえ捺印の機会も多く、自分で押したかどうか分からなくなる事も多々あったそうです。
その社長さんは自分で押した物意外は認めない!とのお考えでした。
そのために必ず印を付けたんだそうです。
それが毛筋判
ま、ハンコの種類ではなく、押し方なんですけどね。
せっかくなのでご紹介しましょう!
まず髪の毛を1本抜きます
そして捺印の際にそれを間に挟みます
すると
一筋の髪の毛の線が入ります。
捺印の際には必ずこの方法で押されたそうです。
そうして線の入ってない印影は自分の押した物じゃない、とご判断されてたのだそうです。
ま、捺印した時点で効力が発生するんじゃないの?とか
ちゃんと写ってないのに効力があるのか?とか
今考えると色々ツッコミ所は満載ですけどね、昔はおおらかな世の中でしたからね~。
しかい案外バカにもできないお話かもしれませんよ!
だってその位捺印を大切になさってたって事ですからね。
そしてこの中に2つ、この社長の言いたい事が隠されてるとの推察もできます。
1つは・・・
きちんと押せばきちんと写る手彫りの印鑑である事!
だって最初からよく写らない判じゃ、成り立たないお話ですからね。
そしてもう1つは・・・
社長なのにふっさふさ自慢?
あくまで推測の域を出ませんけど?