音楽やファッションにレーベルがあるように、ハンコにだってレーベルがあったっていいじゃないか!そんなノリで約1年程前、ブラックレーベルの構想がスタートしました。
先日無事発足したワケなんですが、それまでには様々な想いがありました。そんな隠れた裏話をご紹介したいと思います。
SUZUIN BLACK LABEL☆誕生の裏話
鈴印ではご存知のように、次から次へとオリジナル商品のご提案をしております。そしてそれが進むにつれ、大きな問題をはらんでる事に気がつきました。
それは・・・
お客様からすると「色々やってるみたいだけど、なんかよくワカンナイんだよね?」ってなっていないだろうか?つまりあまりに様々な方向に展開しているため、お客様の中で理解しづらくなっているのではないか?って事でした。
そんな時こんな会話で全ての方向性が決まりました。
「のぶさん、レーベル作っちゃったらよくねーっすか?」
「面白いね!」
もう完全にそんなノリ♡
日頃、自分の中では2つの大きな想いで揺れ動いておりました。1つは80年続く鈴印の歴史と伝統を大切にしなければならない。もう1つは、そこに縛られず自由にやりたい。
この2つを両立させるためには、このレーベルというカテゴリーが最適だったんです。
それからレーベル発足に向け、着々を下準備を重ねました。
BLACK LABELはまだ早い!
そもそもBLACK LABELは私の発案ではございません。私にそんな驚きの発想を思いつく能力があるはずもございませんから。
鈴印に新たな可能性を与えてくれたのはこの方
カケラデザイン 吉田貴彦社長
しかし発案者の吉田社長は当時こんな事を言ってくれました。
「御社が現時点でブラックレーベルを発表するのはまだ早い気がします。その前に、そもそもの本体となる鈴印さんのブランド力が更に上がっていなければならない。なぜならレーベルを発足し魅力あるお店にするためには、ベースとなる本体にブランド力がないとインパクトが半減します。」
実はその当時の鈴印はそれまでの実直な路線から、1,000円〜2,000円で買える比較的お手頃な価格帯の商品にかなり力を入れておりました。私自身は新たな市場へのチャレンジと考えておりましたが、実は先代達が必死に上げていたブランド力を、目先にとらわれて私が落としてしまっていたのかもしれませんね。
それからは基本理念から考え直し、お手頃な商品ではなく、長く安心してお使い頂ける商品群にシフトして参りました。
創業80周年記念祭の次はBLACK LABELだ!
自社のブランディングを上げるにはどうすればいいんだろう?迷ったときはこれしかありません、もう1度原点に立ち返ろう!
親父の代までの鈴印(鈴木印舗)は70年以上に渡り安心して長くお使い頂ける商品のご提供をして参りました。その中でも何と言っても一番安心して長くお使い頂ける商品は象牙です。ですから長きに渡り「鈴印のオススメは象牙です」と申し上げ続けて参りました。そして多くのお客様にご支持頂いておりました。ですから、そのお客様に感謝すべく「象牙フェア」を開催致しました。
もしかすると80年続いた鈴印のスタイルを再確認するための創業祭だったのかもしれません。
でもその時みなで話し合いました。「価格で感謝の気持ちを表現するのは今回の創業祭でしばらくは終わりにしよう。だから創業祭を成功させて、次はブラックレーベルだ!」
BLACK LABELの目的
鈴印を外からご覧頂いているみなさんの見え方は正直自分たちではよく分かりません。でも分からないからこそ「分かりやすくする事が最も大切」と考えております。ただきっと現時点でブラックレーベルの意味は少し分かりにくいのかな?とも思っております。今後チタン印を頂点に、ブラックレーベルには様々な商品を検討中でございます。
その商品群が揃うにつれ『あーそういう事だったのか!」と徐々に分かりやすくなると確信しております。
キーワードは「ライフスタイルを豊かにする印(しるし)」です。今後のブラックレーベルの展開にもどうぞご期待ください!
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