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意外と知らない落款の使い方

2021.06.26
落款印

落款って、聞いたことはあるけど使ったことない、そんな方も多いじゃないでしょうか。
落款ってあれでしょ?書や絵の最後に捺すやつ、って考える方も多いと思います。
でも私自身は、書道や絵画の展示会にあまりご縁はありませんけど、落款は多用しています。
だって1つ持ってると、本当カッコよく見えるんで。

2014年10月9日に公開したブログですが、2021年6月26日にリライトしました。

落款とは・・・

まずはWikipediaで調べてみました。

落款(らっかん)は、落成款識(らくせいかんし)の略語。書画を作成した際に製作時や記名 識語(揮毫の場所、状況、動機など)、詩文などを書き付けたもの、またその行為を言う。その文を款記といい、その時捺す印章を落款印と言う。慣習上、署名として押捺された印影、または署名に代えて押捺した印影をさすことも多い。署名用の印そのものを落款と称することもある。
Wikipediaより

ま、こう書いたら敷居も高くなりますわな♡

要するにですね、一番分かりやすく言いますと「はい!完成」の意味なんです。

書にしろ、絵にしろ、お手紙にしろ、ヘタしたら何回も書くじゃないですか。
そしてようやく完成したモノに対して「自分が書きましたよ、これが完成ですよ」って意味で押せばいいだけなんです。
「はい!完成」って

意外と知らない落款の使い方

上記に書いたのが落款のそもそもの意味ですが、実は落款の「自分が書きましたよ」って意味を応用してこんな使い方があります。
それは相手に「正式な文書である」と伝えたい時に捺す、なんです。
「自分が書きましたよ」=「責任」が伴いますからね、落款を捺す事によってその文書に責任感を与える事ができるワケです。

これを利用しない手はありませんよね?
例えば一番分かりやすいのはお客様へのお手紙だったり、お礼状だったり。それから社員さんに向けた社長直筆のメッセージだったり、お見舞いだったり。
他にも退職届だったり謝罪文だったりって使い方にも適していますよね。

ちょっと話はそれますけど、会社が発行する領収書などにはこんな風に角印とか押してありますよね?

これは「公式です」って意味があります。

それから凄くたくさんのハンコが捺してあるのを見た事ありませんか?

もう分かったよって位捺してあるあれです。
これも責任の所在をはっきりさせるために、あんなにたくさん捺しているんですね。

話がだいぶそれましたけど、なんとなく伝わりますかね?
つまり文書に落款を捺すだけで、主張し過ぎず「正式」ってニュアンスを醸し出す事ができるワケです。

実際の落款の使い方

これはもう、まったく難しい話じゃございません。
署名の最後に捺すだけです。
たったこれだけで「気持ちをこめた書面です」ってニュアンスが相手に伝わります。
落款を捺すときって、受け取る相手がどう想うか?を想像しているときですよね?
その想いを伝えるために、責任を持って落款をポンッ!と1つ捺すだけでいいんです。
間違いなくそれだけで伝わります。

最後に

あなたが渡された場合、ただのメモ書きと比べて、落款の捺してあるお手紙って捨てにくくありませんか?
つまりそういうことです。

わざわざ手間と費用をかけて落款を作っておく。
そして必要な場面で、気持ちを込めてそっと捺す。
日本ってそんな粋な文化の塊です。

デジタルが普及した世の中だからこそ、温もりのある手書きが見直されています。
そしてどうせ書くならその1つ先、落款を併用することで、その価値もさらに高まります。
印を捺すこと、それは自分の責任を表すことでもあり、また相手に想いを届けることでもありますから。

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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