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親の遺産は5年まで

2016.05.06
考え

本日より通常営業再開しております。

そんな中、ここ最近思う漠然とした思いを書いてみたいと思います。

 

 

親の遺産は5年まで

あっ、別にお金の話じゃないですよ。

事業の話。

 

私たち後継者は、ある意味親の遺産で仕事をしています。

遺産というのは環境です。

今あるお店もそうですし、販売の仕組みもそう。そしてお客様も含めて関わりのある方々もそうです。

すでにある環境を継承し、引き継いでいくのが事業継承だと思っていました。

もちろん最初は継承することからスタートするんですが、問題はその先です。

 

代が変わって5年もすると当然時代の流れも変わりますし、お店だって極端な話そのままじゃどんどん老朽化していきます。販売の仕組みだって日ごとに変わっていきますし、お客様も変わります。

 

そのためにお店は綺麗に掃除しますし、陳列も時代に合わせて変えますし、改築だってしないといけないかもしれません。

昨日まで売れていた商品が様々な要因で突如売れなくなることだってありますし、気がつけば徐々に売れなくなっていることだってあります。だから新たな仕組みを考えないといけない。

親父が社長の時は、親父が社長である前提のお店づくりですから、親父にご縁のある方々が多くいらしゃします。また親父だからこそ通用するやり方もそこにはあります。

それが代が変わって数年は、今までのやり方でも結構なんとかなっちゃうんですね。

なんかこう、大きなうねりみたいなものってそう簡単に変わりませんから。

 

でもそれが時間の流れと共に何もしなくても、いや何かをしていても環境は徐々に変わっていきます。

そのタイミングが自分では5年なのかな?なんて感じたんです。

気がつけば鈴印も、親父が中心のお店から私が中心のお店になりました。

 

 

まとめ

過去を聞けば、親父も代が変わった時は様々なトライアンドエラーを繰り返したそうです。

もっとさかのぼれば初代の祖父は創業時、当然仕事がないから1件1件歩いてご注文伺いに回ったんだそうです。

もちろんその積み重ねがあって今があります。

でも後継者って案外それを知らないんですよね。

当たり前にあるモンだと勝手に思ってる。

 

そして逆に創業者は、その一番大変な部分を自分で実践しているから強い。

対して後継者の私なんかは、その一番大変な部分が抜けちゃってるから甘い。

 

商いは飽きない

 

昔から言い尽くされた言葉かもしれませんが、改めて思います。

次はお客様に一体どんなワクワクを提供できるのか?

ここ最近の新たな出来事や出会いから、今また頭の中がグルグル回り始めています。

 

先代の遺してくれた環境を大切に感謝しつつ、これからまた創業者のような気持ちでトライアンドエラーを繰り返してみたいと思います。

 

GW3連休明け、そんな清々しい気持ちに包まれております。

いつまでも、あると思うな親のコネ♡

 

さて心機一転怒涛の幕開けです!

 

親子三代

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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