タイトルを見て、一体何のことだ?って思ったかもしれません。
実はですね、これから飲食店を開こうってお客様がいらして、印章専門店としてアドバイスさせていただきました。
開店するには最初に、なんだかんだでハンコが必要になります。
だから毎回そんなお話になります。
例えば領収書。
既製の領収書を買ってきて、空いてる部分にゴム印を押して領収書完成って感じですね。
まあ形式を重んじるなら、角印や認印も押してあれば理想です。
でね、そこからがタイトルのアドバイスでした。
ゴム印をまっすぐ押すことを意識すると、全てが丁寧になります
不思議なモンでして、何か1つをきっちり行うと、他もきっちり行えるようになります。
実際私も鈴印に入った際、最初に親父に厳しく言われたのがこれでした。
領収書のゴム印をまっすぐ押せ
まるで印刷したかのようにまっすぐ!
もちろん押したのはワタクシじゃございません♡
この根拠はこんな感じです。
領収書って『ありがとうございました』の意味が込められている。
なのにハンコが曲がってたり写ってなかったりしたら、口だけか?って思われちゃう。
だって真心を込めた手紙を書く時は、丁寧に書くでしょ?
だからゴム印だって真心を込めて1つ1つ丁寧に押す。
本当不思議なんですけどね、こういう意識を1つ持つことで、他にもそういう意識が伝染するんです。
結果全てがきちんとしていく。
だって想像してみてください?
名店と呼ばれるお店って、領収書の捺印も含めて、そういう細かいところまできっちりしてる気がしませんか?
逆に、そうではない雑然としたお店って、細かいところまで気にしてない場合が多くないですか?
つまり、ゴム印1つをとっても、そのお店の姿勢が見られてしまうんですね。
まとめ
私の知ってる経営者に「印章だけは絶対社員さんに押させない」って方がいらっしゃいます。
理由は上と同じです。
見積書・納品書・請求書・領収書、全てお客様の手に渡る大切な書類です。
実際領収書って、後からじっくり見られますからね。
だからそれが曲がっていたら企業姿勢を問われる。
かといって全部をチェックしきれない。
だから全部、自分の責任で押す。
もしあなたが大切な方をお食事に誘う際、領収書にハンコが斜めに押してあったお店と、ハンコがまっすぐに押してあったお店、一体どちらを選びますか?