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まずはゴム印を、まっすぐ押すことから始めてください

2016.06.23
印鑑の物話

タイトルを見て、一体何のことだ?って思ったかもしれません。

実はですね、これから飲食店を開こうってお客様がいらして、印章専門店としてアドバイスさせていただきました。

 

開店するには最初に、なんだかんだでハンコが必要になります。

だから毎回そんなお話になります。

例えば領収書。

 

既製の領収書を買ってきて、空いてる部分にゴム印を押して領収書完成って感じですね。

まあ形式を重んじるなら、角印や認印も押してあれば理想です。

 

でね、そこからがタイトルのアドバイスでした。

 

 

ゴム印をまっすぐ押すことを意識すると、全てが丁寧になります

不思議なモンでして、何か1つをきっちり行うと、他もきっちり行えるようになります。

実際私も鈴印に入った際、最初に親父に厳しく言われたのがこれでした。

 

領収書のゴム印をまっすぐ押せ

領収書

まるで印刷したかのようにまっすぐ!

 

もちろん押したのはワタクシじゃございません♡

 

この根拠はこんな感じです。

領収書って『ありがとうございました』の意味が込められている。

なのにハンコが曲がってたり写ってなかったりしたら、口だけか?って思われちゃう。

だって真心を込めた手紙を書く時は、丁寧に書くでしょ?

だからゴム印だって真心を込めて1つ1つ丁寧に押す。

 

本当不思議なんですけどね、こういう意識を1つ持つことで、他にもそういう意識が伝染するんです。

結果全てがきちんとしていく。

 

だって想像してみてください?

名店と呼ばれるお店って、領収書の捺印も含めて、そういう細かいところまできっちりしてる気がしませんか?

逆に、そうではない雑然としたお店って、細かいところまで気にしてない場合が多くないですか?

つまり、ゴム印1つをとっても、そのお店の姿勢が見られてしまうんですね。

 

 

まとめ

私の知ってる経営者に「印章だけは絶対社員さんに押させない」って方がいらっしゃいます。

理由は上と同じです。

見積書・納品書・請求書・領収書、全てお客様の手に渡る大切な書類です。

 

実際領収書って、後からじっくり見られますからね。

 

だからそれが曲がっていたら企業姿勢を問われる。

かといって全部をチェックしきれない。

だから全部、自分の責任で押す。

 

もしあなたが大切な方をお食事に誘う際、領収書にハンコが斜めに押してあったお店と、ハンコがまっすぐに押してあったお店、一体どちらを選びますか?

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鈴印の「手彫り全行程」完全収録。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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