公式ホームページ オンラインショップ

iPad ProによるSK印相体の制作風景

2017.07.03
手書き文字

新しいアイテムを手にすると、新しい創造が生まれますね。

先日購入したiPad Proですけど、アプリによって可能性が一気に広がって、非常に便利になりました。

 

鈴印の場合、全ての印章は手書きの文字から始まりますが、その中でも最近非常に人気のSK印相体

 

この文字も当然手書きの文字からスタートしています。

そしてこれがiPad Proによって、非常に簡単にしかも見やすくなりました。

またたまにはそんな制作工程もご覧ください。

 

 

iPad ProによるSK印相体の制作風景

これまでどうしていたかって言うと、こんな感じで格子のロディアのメモ帳を使って、線を書いていました。

こういった判下を1枚1枚書いて、それを元にデータ化する。

 

ただこれだとどうしてもスペースの制限があったりで、全てを書くことはできませんでした。

全てって言うのは、大元の篆書と言う文字からの書き出しですね。

辞書に載っている篆書を元に線をデザインしてSK印相体は作られています。

鈴印で制作する上では登録印としてもご使用いただけるのが前提ですから、この文字の根拠がどうしても必要です。

 

ま、分かりやすく言うと、辞書の文字はその辺のメモにざっくり書いて、それを元にデザイン化した文字のみを格子に合わせて書いていたんです。

 

でもiPadなら面積も大きいですから、その最初のメモも書き足せる。

ちなみに実際に書いたのはこんな感じです。

ちなみに上は手書きで篆書で右上から「鈴印之印」

下がSK印相体。

つまり文字の構成を全て1枚に書き込むことができるんですね。

 

で、上の画像を見ていただくと分かるかと思いますけど、直線がものすごく直線。

これはアプリを使ってるんですけど、手書きのブレを強制的に修正してくれるんですね。

上の手書き文字は、手書きらしく修正なし。

そして下のSK印相を書くときにアイコンをクリックすると、簡単に直線に修正してくれます。

文章にしてもいまいち伝わらないんで、実際に動画撮りました。

 

 

これが書いててとっても気持ちいい!

 

おまけにiPadと同じWi-Fi環境内にプリンターがあれば、簡単に印刷もできますしね。

 

いやはやホントに魔法のようです。

 

 

最後に

ちなみに使ったアプリはこちら

GoodNotes 4 - メモ&PDF

GoodNotes 4 – メモ&PDF
販売元: Time Base Technology Limited
価格: ¥960 えっ?こんなに簡単に書けて公開しちゃって大丈夫なのかって?

 

もちろん、大丈夫です!

 

だって一番肝心なのは、上の手書き文字。

これを辞書から選定するのに、これまでのノウハウとその時の気分が反映されますから。

だから同じのは絶対にできません。

 

それに・・・

 

 

上のSK印相体、ちょっとだけ間違えてるしね♡

分かりますかね?

 

プチなぞなぞ♡ 

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

「印鑑ってなぜ必要?」
知っておきたい印章の基礎知識を、わかりやすくまとめました。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

関連記事

公式ホームページ オンラインショップ