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やめたくなった時は小さな目標から

考え

小さい子供の言うことは話半分に聞け、なんて言われます。
私も的を得てる言葉だと思っています。
だってあいつら驚くほど飛躍して伝えてきますからね。
例えば軽く触れただけでも「叩かれた〜!」
嘘つけ♡

とは言えそれも成長と共に、話半分と聞き流せない時がやってきます。

「やめたい」の回答が見つからない

小学校低学年の長男は去年から部活をはじめました。
それからというもの友達も一気に増え、また驚くほど活発になり「楽しんでるんだろうな」と安心しきっている無責任な私。
ところが先日みんなで寝ていると突然「俺向いてない気がするんだ」との弱気な発言。
そこから会話を始めると、みんなそれぞれに喋り出し寝なくなっちゃうので、なんとなくスルーしちゃいました。
なんとなく気になり奥様に確認してみると、やはりちょっと前から言ってたそうなんですね。
そのため普段は時間の関係でなかなか足を運べない部活に、様子を見に同行しました。

彼の性格はよく知っているつもりです。
試合中の様子を見ていると、彼がなぜやめたいと言い出したかなんとなく分かったんですね。
人間関係で揉めてるとかじゃなくて、単純に技量。
もともと比較的身体能力の高い彼ですが、チームプレーとなるとまた別の能力が必要になりますよね?
多分そこでどうしていいのか迷ってるんだろうなと。

原因は特定できました。
じゃあどう対処すればいいのか?
だけどこれがなかなか見つからない。
当然ですよね、まあ私もこういった経験は初でしたから。
考えて分からない時は、その道のプロに聞くのが私の常。
たまたまタイミングよく、人生のちょっと先輩との席があり、思い切って聞いてみました。

やめたくなった時は小さな目標から

「ウチも同じことあったよ」

その方のお子さんはすでにほぼ大人で、しかもその道では超有力選手。
聞けば小学生の時に、今回のウチと全く同じ状態になっていたそうです。
「その時、どうしたんですか?」
回答は単純明快でした。

「どうしてもやめたいなら、やめてもいいよ。
でもせっかくはじめたのにさ、楽しさが分かる前にやめちゃもったいないじゃん?
だから、1回勝つまで頑張ってみたら?」
って伝えただけ。

「まあ1回勝つのそれから3年かかっちゃったからさ、もうちょっと低い目標設定してあげたら良かったかな?」
そんな補足に、まるで電流が流れる感でございました。

振り返れば自分も今の仕事の職人時代、諸先輩方の技量が途方もなく、心折れることなど何度もありました。
そしてそんな時はちょっと頑張ればたどり着けそうな目標を、導いてくれた先輩がいました。
親としての責任感なんて仰々しく考えちゃうから、答えが見つからなかったのかもしれません。
本人の立場に立って考えると見える。
それにはあまりに情報が足りないな?などと思っている私を察するかのように、その方はこう教えてくれました。

子供ってさ、やっぱ親に見ててもらいたいんだよ。

熱い夜でした。

最後に

翌日の朝、長男にそう伝えよう。
強い決意を持ち、眼が覚めると、もう学校に行ってました、、、汗
完全に二日酔いで寝坊です♡

それ以来なんとなくまだ伝えられずにいます。
もう解消しちゃってるかもしれないし、見当違いのタイミングでのアドバイスもどうかと。
でもまた同じような雰囲気が感じられた時には、ちゃんと相談に乗ってあげられる準備はできました。

そして私ももう少し部活に顔を出そう。
そんな小さな目標を立てました。

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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