台風19号の直撃を受け氾濫してしまった田川、現在はその補修作業が行われています。
聞くところによりますと、何をしているのか?知らない人が多いようなので、軽くご説明したいと思います。
台風によって溜まった土砂を深く掘って除去
現在も宮の橋周辺は埋め立てられ、川の中にショベルカーとダンプカーが入り込んで道ができています。
これ何やっているかっていうと、川底に溜まった土砂を取り除いているんですね。
川底から掘り出して、それをダンプに積んで外に運び出すって流れ。
なんで知ってるかって、過去にも同じように取り除いていた時期もあって、今回も同じだよね?って理解でした。
が、やはり施工されている方に聞いたらそのようでした。
次の台風に備えて、次こそは溢れないように深く深く堀りこんでいるんですね。
それにしても凄いなって思いますよ。
作業の速さも当然ですけど、突然道ができて注意板が立ち、無駄なく正確に進める工程は毎日見ていても飽きないほど。
日本の土建技術のレベルは相当高いなんて聞きますけど、それを目の当たりにする日々でございます。
印鑑も深彫りが大切
話題は思いっきり変わります。
鈴印の印章の彫りは昔から非常に深いです。
これは先先代からずっと引き継いでいるものです。
機械で彫った印って、底が浅いのが多いんですよね。
まあ浅く彫った方が針の痛みも少ないですし、完成も早いからかと思われますが、そもそもこだわる部分じゃないのが大きいのかもしれません。
鈴印で言われてきたのが、底が浅いと長く使っていて汚れなどが埋まりやすく、見た目も美しくないし、なんとなく手抜きっぽく見える。
それが深く彫り込むことによって全部解消されるし、尚且つ見た目の迫力も出ます。
つまり長く使っていて安心ってことに繋がります。
とは言え結局は性格の問題で、思いっきり力入れて彫るタイプなんで、意識して深くしているってよりも、気がつくと深くなっちゃってるだけでもあったりするんですけど、、、汗
ま、結果オーライですね♡
最後に
川の底も印章の底も、結局は作り手に委ねられます。
川も印章も、深い方が長く使っていて不具合が少なくなるのが共通項。
当然他にもいろいろな要因が複雑に絡みあって安心って作られるんでしょうけど、その中でもわかりやすい1つの価値が「深さ」なのかもしれませんね。