もうまもなくですので、改めて告知いたします。
鈴印店舗隣にある専用駐車場のご利用が、5月末日をもちましてご利用終了となります。
多大なるご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
詳しくは最下部にてご紹介させていただきますが、それに伴いましてシャッターの一部を変更しました。
シャッター一部変更の一部始終と秘められた想い
駐車場終了に関して、大きな問題だったのがこのシャッター。
いつ作ったのかは、私も定かではないくらい前。
当時は今のようにネットがない時代でしたから、発信ツールの1つとして、色々な情報が網羅されていたシャッター。
それによって良くも悪くも変化しない安定感がありましたが、私自身の感覚としては初動が遅れる感。
何かを変えようとする際に大掛かりになってしまうと、それが足枷になって取り組みがストップしてしまうからです。
一方このシャッターは、今では珍しい手書きのシャッター。
つまり歴史あることの証明にもなっていました。
古き良きを残しつつ、どうにかして新しくできないだろうか?
そんな無理難題は、私には解決することなどできません。
そのため以前、営業時間の変更に伴ってカケラデザインさんにお願いしていました。
そして見事に風格と共に新しい風を吹き込んでいただきました。
にも関わらず、追加修正のお願い。
これって本当難しいはずです。
だって失敗するとつぎはぎ感が出てしまうから。
だからこそ今回もカケラデザインさんにお願いしました。
依頼内容は「駐車場完備」の文字の削除。
とはいえ上塗りは色が違ってしまうからできない。
なので違う何かを上から貼るイメージ。
事前のやり取りで、2つの案をご提示いただきました。
1つ目は、アルファベット。
こちらはカッティングシートの特性から、シンプルな文字の方が相性が良いとのこと。
2つ目は、鈴印からのメッセージ。
こちらは言葉の意味は強くなるけど、漢字の細かい部分が綺麗に表現できなくなる可能性があるとのこと。
そんなご提案に対して私の判断は、やはり日本人にとって大切な印章なので、日本人に向けたメッセージにしたいと思い、それを実現していただきました。
いつものことなんですが、仕事が本当丁寧です。
私自身がかなり大雑把な性格のせいなのか「そこまでしなくても」って思うほど入念です。
やはり人の手作業には温かみがあります。
そしてそのプロセスは、いつ見ても飽きないものです。
その全てが素晴らしい決断でありますように
今回は鈴印オフィシャルムービーの中にあった文言を採用いたしました。
もちろんこの言葉も、カケラデザインさんの提案でした。
彼は言います。
言葉で全てを伝えるのは、説明書になってしまう。
サインの目的は、説明ではなく共感。
そのためには多少の引っ掛かりが必要なんです。
なぜ印章店が素晴らしい決断を願う?→決断と印章?→あー、そういえば印章って契約、つまり決断する時に捺すものだよね?
鈴印の前を通るたびに、そんな想像を膨らませていただけましたらと思います。
今回も無理難題の見事な解決どころかプラスαをありがとうございました。
最後に
繰り返しになりますが、駐車場のご利用は5月末をもちまして終了となります。
みなさまには多大なるご迷惑をお掛けしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。